「こどもたち、野球は楽しいぞ!」(↓)
「矢野ガッツ」は
将来の野球界をになう
少年少女へのメッセージだそうだ。
かつて私も学童監督をしたが。
ガッツポーズなんぞ教えるのは
むしろマイナスだと思う。
良くある話しをします。
たとえば、あなたの息子さんが。
初めて試合に出してもらい。
初めて打席に立ったとしましょう。
それが、たまたまバットに当たった。
それを、相手の子が「後ろ」へそらした。
するとママは手を叩いて。
ピョンピョン飛び跳ねて、破顔一笑。
そんなシーンを
オレはなんども見てきた。
相手さんの
こどもさんの失敗を
こうも・・・
大のおとなが喜べるモノかなと。
エラーした子のキモチなんぞ
そのママは知るヨシもない。
(だとしたら精神異常だ)
そこに、もし。
矢野阪神が提唱する
「ガッツポーズ」を、してみなよ。
「これほど礼節に欠いたチームはない」
「どんな教え方してんの」って。
そこの監督が笑われちゃうんだよ。
***
そもそも
矢野監督は
少し勘違いしている。
二軍監督で成果を上げて
一軍でも「ムードで乗り切れる」と。
あのCSでの6連勝を経験して。
勢いのままイッキに頂上までイケると。
しかし今季が始まり
練習不足が露呈した。
もうメッセージの取り返しはつかない。
ニッカンスポーツの寺尾編集委員は
「ガッツポーズより守備練習を!」
と苦言を呈する始末だ。
矢野ガッツは
TPOに応じてやればよいが、
少年少女への波及は、もう諦めるべきです。
***
そこで。
少年少女へのメッセージの
「代わり」を提言したい。
それは試合後。
整列してのファンへの挨拶です。
やるなら、キチンとやれ。
号令をかけるのは、輪番制で。
一歩前に出て「気をつけ!礼!」
全員は、声を挙げずに黙礼。
礼は整然と「一秒静止」して
一斉に頭を挙げる。
これなら
少年少女だけでなく
社会人へのメッセージにもなる。
実社会での礼節は
「声を出しての挨拶」より
圧倒的に「黙礼」。
つまり「会釈」が多い。
社会で誰もがスムーズに
「会釈」ができるように。
阪神の選手のように
カッコイイお辞儀を身に着けよう。
他に(巨人に)先駆けた
「日本社会への見本」となるはずだ。