キャンディーズが引退する際

「普通の女の子に戻りたい」と。

 

ずっと「売れっ子」は大変だ。

 

藤浪の心境は、知るヨシもないが。

でも人が、どう生きようが自由。

 

「自分のこと」として考えてみたい。

 

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横浜高校野球部元監督・渡辺さんの名言。

「目標がその日その日を支配する」

 

富士山に登るのか。

三笠山に登るのか。

山によって「準備や気持ち」が違う。

 

横浜高校は「富士」を登る準備をする。

今の59歳の自分は、その辺の山でイイ。

人それぞれだ。

 

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阪神・藤浪のこと。

 

大阪桐蔭に入学した頃。

じつは、エース候補は愛媛県出身の子。

藤浪の存在は「大化けするかも」だったそうな。

 

それが、エースで全国制覇。

プロ入団後も大活躍。

 

本人にすれば・・・

もう野球は充分やり尽くしたと。

「普通の社会人」に戻りたいと。

 

そこまでして「野球の山」を

登りたいとは思わない。

 

よくある燃え尽き症候群かも。

 

振り返れば、小学校時代は

同じ堺市でも「森友哉」が有名で

藤浪は平凡な存在だった。

 

「そんなオレが、ここまで大成できた」

「もう、野球ばかりの生活から逃れたい」

 

そんなささやきが、

藤浪の胸中に、あったかも知れない。

 

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藤浪の技術論は、色々書かせてもらった。

大人の体になった時の

投球フォームも「予め心配」していた。

 

遅刻の常習者ともなれば

本人の気持ちが切れていると思う。

 

普通の社会人になって

もう野球は仲間で楽しむ程度でイイと。

 

一般人と接することで

そう考えたって、可笑しくはない。

 

プロ野球選手といえども、おなじ人間だ。

藤浪には、藤浪の生きる道がある。

 

いま、人生の分岐点。