春のセンバツ高校野球が真っ盛りのころ。
書店で本を買った。
もう本を読むのは、目がツラいけど。
ちょこちょこ開いては、味わっています。
あの阪神タイガースの指名を蹴って
仕事に野球に大忙しの「鍛治舎巧さん」の著書。
NHK野球解説。パナソニック専務。高校野球監督。
世間は「やっかみ半分」。
いいことは聞きません。
ちょと「ええかっこしい」かな(笑)。
でもまあ好みは別として、この半生は凄すぎる。
元・野球人が起業して、商売を当てた話しは聞くが。
「大企業の役員」にまでなられた例は聞かない。
しかも現在も(秀岳館の監督から)
母校の監督(県立岐阜商)をしていらっしゃる。
NHK解説者としての名調子は
氏の「機転の俊敏さ」を思わせる。
そのセンスを、多方面に存分に活かしたのでしょう。
野球で培ったノウハウを、社会で活かした人。
鍛治舎さんほど、それを実践した人は他にいない。
「文武両道」とは、学業との両立を言うが
社業との両立もれっきとした「文武両道」です。
すなわち、
鍛治舎さんがめざした道は
すべての野球人がめざすべき道です。
本を手にとって
「自分のアホな半生と比べてみたろ」と。
ほんま、そない思たんですわ。
驚いたことに、鍛治舎さん。
本を出すのは初めて。拒んできたそうだ。
意外にシャイなんですね。
「ことば」を主にしたつくりになっています。