全国で高校野球が始まりました。

 

テレビでは「早実・清宮主将の選手宣誓」の報道。

お見事です。あまりにも。

 

 

「選手宣誓」って、抽選会で決まるんじゃなかったの。

でも東京都は「春季大会優勝校」が宣誓する慣例があるのかな。

 

東京都の出場校は260校ほど。

清宮クンが「当たりくじ」引いたとは到底思えないから。

 

選手宣誓は、出場校を代表して行うのだから

「平等」にクジで決めるべきだと思ったのです。

 

*****

 

第60回記念大会に参加したボクの時代は・・・

選手宣誓は「1番クジ」を引いた学校が請け負う。

 

ボクも抽選会場に主将として行った。

クジを引く順番は「会場到着順」だったかな。

 

「1番クジ」が最後の最後まで残ってた(笑)。

ひょっとしてボクが当たるかも・・・。

 

当時の「1番クジ」を引くと・・・トリプルデメリット。

 

①  選手宣誓

②  行進が1番目(前年度優勝校と準優勝校のあと)

③  開会式直後の第一試合

 

「行進が1番目」というのは、日生球場の炎天下で

全180校の行進(約30~40分)を待たねばならない。

 

その式典で「選手宣誓」し

さらにその直後に、試合を戦うことになります。

 

1番クジは「PL学園・木戸主将」が引き当てた。

やっぱりスターは違うなあと思った。

のちに全国制覇し、阪神の正捕手→現・球団職員に。

 

開会式のスタンドには・・・

直後の試合を応援するPL学園の「人文字」が出来ていた。

 

開会式は、ボクは三回目。校旗を持って行進。

PLが整列を終えていて、偶然そのヨコに整列した。

 

PLのエリート集団のヨコに、ボクら駄馬集団が並ぶ。

木戸主将は「疲労と重圧」でイライラしていた。

 

よりによって60回「記念」大会でもあり

表彰式やらがあって、式典時間が長かった。

「もう。はよせえや!」とブツブツ聞こえてくる。

 

式典の最後を飾るは、選手宣誓。

 

木戸主将が右手を挙げ「宣誓―!」と叫ぶと

ネット裏の最前列・ギャル集団が「きゃあー!」。

 

これは「レベルもラベルも違う」と観念した(笑)。

 

それにしても、ひどく暑い開会式でした。

式典中は「喉を潤すスタンドの観客」ばかり見てた気がする。

水が飲めない時代でしたから・・・(笑)。

1978年7月。