全国で高校野球が始まりました。
テレビでは「早実・清宮主将の選手宣誓」の報道。
お見事です。あまりにも。
「選手宣誓」って、抽選会で決まるんじゃなかったの。
でも東京都は「春季大会優勝校」が宣誓する慣例があるのかな。
東京都の出場校は260校ほど。
清宮クンが「当たりくじ」引いたとは到底思えないから。
選手宣誓は、出場校を代表して行うのだから
「平等」にクジで決めるべきだと思ったのです。
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第60回記念大会に参加したボクの時代は・・・
選手宣誓は「1番クジ」を引いた学校が請け負う。
ボクも抽選会場に主将として行った。
クジを引く順番は「会場到着順」だったかな。
「1番クジ」が最後の最後まで残ってた(笑)。
ひょっとしてボクが当たるかも・・・。
当時の「1番クジ」を引くと・・・トリプルデメリット。
① 選手宣誓
② 行進が1番目(前年度優勝校と準優勝校のあと)
③ 開会式直後の第一試合
「行進が1番目」というのは、日生球場の炎天下で
全180校の行進(約30~40分)を待たねばならない。
その式典で「選手宣誓」し
さらにその直後に、試合を戦うことになります。
1番クジは「PL学園・木戸主将」が引き当てた。
やっぱりスターは違うなあと思った。
のちに全国制覇し、阪神の正捕手→現・球団職員に。
開会式のスタンドには・・・
直後の試合を応援するPL学園の「人文字」が出来ていた。
開会式は、ボクは三回目。校旗を持って行進。
PLが整列を終えていて、偶然そのヨコに整列した。
PLのエリート集団のヨコに、ボクら駄馬集団が並ぶ。
木戸主将は「疲労と重圧」でイライラしていた。
よりによって60回「記念」大会でもあり
表彰式やらがあって、式典時間が長かった。
「もう。はよせえや!」とブツブツ聞こえてくる。
式典の最後を飾るは、選手宣誓。
木戸主将が右手を挙げ「宣誓―!」と叫ぶと
ネット裏の最前列・ギャル集団が「きゃあー!」。
これは「レベルもラベルも違う」と観念した(笑)。
それにしても、ひどく暑い開会式でした。
式典中は「喉を潤すスタンドの観客」ばかり見てた気がする。
水が飲めない時代でしたから・・・(笑)。
1978年7月。