セブ市内ホテルのプールで
セブ市内のホテルのプール



3年半勤めた会社を退職したので、それまでケッコウ離れていた子供との距離を一気に縮めようとバカンスに出ることにした。さて、何処に行こう。。。今までの母子旅行といえば、北海道+奥飛騨めぐり(息子1歳のとき)、ニューヨーク(2歳)、大井川SL鉄道の旅(3歳)、富士急ハイランド・トーマスルーム宿泊(4歳)etc...と、結構バックパッカーのノリで、あちこち出かけてきた。


息子も、今はもう5歳。一緒の旅でもそれなりのことは出来そうだ。ただ遊んで終わる旅行じゃなく、何か一緒に学べることをテーマに行き先を探すことにした。


話は変わって「英語」についてだが、私の場合、まったく使わなくなって7年はたつ。以前、貿易の仕事で世界中を飛び回っていた時はペラペー()ぐらいの時期もあったけど(自分で言う?)、今は単語すら出てこない。ボキャブラリーもキレイに忘れたし、グラマーなんてもってのほか。「どうせ行くなら英語も復活させたら?」の夫の一言で、英語圏の、それも遊びではなく何か身に付く遊学に的を絞る。


英語圏で、安くて、マンツーマンで、しかも寮完備で勉強に集中したいから、3食昼寝(あ、まちがいた!)食事付きで、しかも出来れば掃除洗濯付き・・・。


そんなオイシイ話が、転がってる訳ないじゃなーい!まさかね・・・・・

ところが・・あるんです!」

と、朝10時から午後2時まで、フィリピン留学について延々と語ってくれたのが、セブ21(渋谷区道玄坂1-15-3-413 www.cebu21.jp )の趙代表であった。正直、面食らった。


趙さんは、韓国人だけど日本語がペラペーラ。東大博士号を持つエリートで、フィリピンに魅了された一人。過去には一年間家族でフィリピンに移住したこともあるフィリピンマニアで、渋谷のオフィスでの対談後、すっかり趙さんワールドに引き込まれてしまった。


「せ・ぶ・と・う?」


頭をかしげながら、「そこには、おもちゃがいっぱい?」「おともだち、いる?」と聞く息子。「見たこともないお魚がいっぱいいるよ~」「海とプールがいっぱいあるよ~」の連発で、まんまと「それじゃあ行く!」と言わせることに成功した。さて、そこからが実は大変。


となり町ぐらいに行くと思っている息子に対し、「はろーって言わないと言葉、わかんないよ~」「お勉強しないとおさかな、見に行けないよ~」と徐々に”おもしろそうな旅”から実は”英語の短期留学”なんだよーに方向転換しなくてはならない。ちょっと過酷な旅なんだと匂わせ始めたころ、なんと「飛行機に乗れる!」ことが実は息子の一番の”夢”であったことに気づいた。あ~。力が抜けた。気苦労だったってことで・・(TωT)


さて出発当日。朝、バス停まで送ってくれた夫は、これから2週間の長旅をする妻子にも素っ気無く遅刻気味の電車に乗って行ってしまった。相変わらず、つ、冷たいっ(iДi)

さあー、これからは息子と二人、サバイバルに生きなくては! 次号つづく。