実は新年1月1日に

もう一つ事件があって…。


年末、ホームから連絡があり

母がお財布の中に持つ現金を

家族が持ち帰るか

置いておく場合は

金庫を持って来て

その中に入れて下さいと言われた。

(居室担当が新人さんになり

その新人さんからの辿々しい連絡だった)


3年前の入居の際

今よりも母はしっかりしていたし

お金への執着もすごかった。

その為

「もう無くなっても仕方ないので」

とホームにはお伝えして

そのままお財布に入れて

持たせていた。


私は面会時に

いつもお財布の中身を確認し

更にケアマネさんが

何ヶ月にいっぺんか

お財布の中を確認してくださっていた。


それが急に駄目になったのかな?

と深く考えずにいたのだけど

その居室担当者が

母に聞いてしまったらしい。

「ご家族に持ち帰ってもらうのと

金庫に入れるのどちらが良いか?」と。


思わずため息が出た。

もう母はどのくらいの現金が

お財布に入っているか

数えることも出来ず

それでも大切なものだとは

理解出来ている。

母に聞いたら持っておきたいと

言うに決まってる。

そしてその通り答えたそう。


何せ妄想性障害なのでね

大切なものを盗られる

意地悪される!と思うわけです。


1月1日に面会に行った際

母がトイレに入っている隙に

お財布を確認した。


嫌な予感的中。

3万9000円分のお札が

全て入っていない…ガーン


認知症の人に多い

大切なものほど仕舞い込み

無くしてしまうという行動。

やっぱりしたんだね悲しい


それまで3年間ずーっと

お財布に入っていたのに

その居室担当者が母に聞いたことが

きっかけになり

どこかへ隠してしまったんでしょう…悲しい



何故直接私に聞いてくれなかったのか。



その日、思い当たるところは

全て探したけど見つからなかった。



帰りにホーム長に

居室担当者が聞いたことで

それがきっかけになり

今まではずっとお財布に入れていたのに

どこかに隠したんだと思う

と伝えた。



そして、先週末の面会時に

また居室担当者とケアマネから

「現金持ち帰りましたか?」と聞かれた。



は?

結局連絡が行き届いていないんだあんぐり

入居時、ケアマネに伝えていた

"現金は執着があるから持ち帰れない"

は新しい居室担当者に伝わってなかったし

ホーム長に伝えた

"現金のことを聞かれたから隠したと思う"

もケアマネや居室担当者に伝わってなかった。


以前も母がしていた指輪を

お風呂に入るときに入れる

ジュエリーケースを渡したのに

いつの間にか

そのジュエリーケースは使われなくなり

引き出しに仕舞われていた。

そして母は3本も指輪を無くした。

無くした理由は別かもしれないけど

とにかくそのジュエリーケースについても

引き継ぎはされてなかった。


ホームの基本として

貴重品は持たせないという

ルールがあるのは重々承知です。

盗った盗られたになると困るからね。


でも妄想障害の人間が

持っているはずの大切なものが

無くなったらどんなに大変か。

記憶はとどまらないので

何度も大切なものがないことを確認する。

そして何度でも妄想を爆発させ

その度に泣きながら

私に電話がかかってきたことでしょう。

ホームでの対応も大変になってたはず。


実際過去にケアマネが

母の指輪を預かり、私に渡した後

母は泣きながら毎日

おばあちゃん「あの怖い人が意地悪して

大切な指輪を返してくれない。」

と私に電話してきていた。

そしてケアマネが盗んだと

言い出さないうちにと

これもまた無くしても仕方ない

と伝えた上で、母へ返した。




結局は、先週末もあちこち探したけど

現金は見つけられず…。



そしてその後

更に面倒臭い状況に陥るのです悲しい


長くなったので、つづく