明日はいよいよ本契約。

 

先週の体験入居では
必要最低限の衣類、タオル、歯ブラシなどしか
持って行かなかったので
手で持っていける範囲のものを
母の家に取りに行った。

 

母彼も自分のものを持ち帰るとのことで
時間を合わせて、母宅で合流。

 

作業しながら二人で母の話をしていて
母彼が先に帰るとのことで
玄関まで送ろうとしたら・・・

 

なんと目頭を押さえてるじゃないの!!!
彼は眉間にしわを寄せて泣いていた。

 

「なんとかここで生活出来るようにしてあげたかった」と。

 

 

実は、2日前に母から聞いたのだけれど
現在も母は彼にお金を貸していて
(多分10万程度)
あんなに物忘れの激しい人から
お金を借りるなんて全く理解できないし
やはり信用ならない!!!と思ったばかりだったのだけれど・・・。

 

ただただ、子どものような人なのか?

 

お金を借りることはやはり理解出来ないし
その部分は許せないけど
一応母が貸した、今までの分はちゃんと
振り込みで返してくれてるのと
やはり4~5か月間
平日はずっとお世話になっていたのは事実で・・・。

 

本当に母のことを思ってくれてたのだなあと
びっくりしてしまいました。

 

彼はいたたまれないというように
いそいそと出て行ってしまったけど
一緒に母のところへ行ってくださいね!などと
とりあえず思いつく言葉を投げかけた。
まさか70歳超えたおじいさんをなぐさめることになるとは・・・。

 

有難いことだけど、ちょっと母彼の今後が心配だな・・・。

 

 

ちなみに母は
昨日はかなり良い雰囲気で
「足りないものがあるだろうから
これとこれとこれは持っていくけど
他に必要なものある?」と聞くと
「あ、そうそう!それ持ってきて、あとこれとこれと。
まあテレビは後々でいいけど。」
と普通に会話が出来た。

 

そして「私の住んでた家はもう処分しちゃったの?」
と質問された。
もちろんそんなすぐに出来るわけもなく
そのままだよ、と答えたけれど
質問の内容からして
母は今後ホームで過ごしていくことを
受け入れてくれたように思えて
心が少し軽くなった。

 

まあ、そんなに簡単だとは思ってないけど
少しずつ前に進みたいと思う。
そして母にも母彼にも感謝を忘れないようにしなくちゃね。