カッパドキ~アの時期作品として、いわゆるサンルームのようなものを検討している。
壁がすべてガラスで、外部と家の間に存在する、中間的な空間というのがあると、居住性にもだいぶ自由度が出てきて楽しくなりそうだ。
ただ、そこはカッパドキ~ア的建築である。新聞のチラシによく入ってくるような、物置きをガラス化したようなあのタイプのサンルームにはあまり興味が沸かない。そこで以前、インドネシアを旅したときに見つけた、某リゾートホテルの壁面を思い出した。
壁一面がすべてガラスブロックである。内側からの光を受け、輝く壁となる。日本でも昔、こんな様式が流行ったこともあったようだがいわゆる「昭和モダーン」を現代アレンジするポイントは「曲線美」であろう。
ガラスブロックだけで壁面を構成するだけでも難儀な話だがさらに曲線を描いた壁にするという。
おおよそ経済効率から言ってありえないような、そんな建築物に着手したい。
2010年のお楽しみである。
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