毎年1月4日は

新日本プロレス集大成興行

WRESTLE KINGDOM in TOKYO DOME。

昨年まで17回(うち14・15・16は2days)行われ、俺はメインイベントのカードが決まり次第一番安いチケットを購入して見に行く。

ちなみに今回(WRESTLE KINGDOM 18)の

メインイベントはこの試合

メインイベント(第10試合)
IWGP世界ヘビー級選手権 60分1本勝負
{第7代王者}
SANADA
‹Just 5 Guys{J5G}›
vs
{挑戦者/G1 CLIMAX 33覇者}
内 藤 哲 也
‹LOS INGOBERNABLES de・Japon{LIJ}›
2人は18年前に行われた新日本プロレスの入団テストで出会い、内藤は合格したがSANADAはできず(当時)武藤敬司率いる全日本プロレスへ入団しデビューした。
年月が流れて2016年に2人は合流しIWGPヘビーやタッグなどあらゆるベルトなどを歳冠したが、2022年、内藤は積極的にベルト挑戦に挑みまくったもののSANADAはなかなか頂点に立てずスランプに陥り、翌年3月半ば、1ヶ月前の武藤敬司引退試合が最終的なきっかけとなったのかNEW JAPAN CUP{NJC}の準々決勝でSANADAと内藤が対戦し、SANADAは勝って準決勝進出とともにLIJを(卒業の意味で)辞めると宣言離脱した。そして準決勝・決勝と勝利して初めてNEW JAPAN CUPを制し、4月には当時最強の王者オカダ・カズチカ‹CHAOS›に勝利し初の頂きに立った❗
それから2ヶ月半後の7月半ばに真夏の祭典である1ヶ月興行[G1 CLIMAX 33]では、SANADAは予選ブロック全勝1位通過したものの準々決勝ではEVIL‹HOUSE OF TORTURE{HOT}›に敗れた挙げ句最終戦でのタッグマッチではベルトを盗まれ、一方の内藤は優勝決定戦でライバル以上特別な存在であるオカダを倒して6年ぶり3度目の優勝を果たした。
だが、優勝者は東京ドームでのIWGP挑戦権利を与えられるが、予選リーグから準決勝までの間に黒星を点けた相手がいたら(任意だがほとんど黒星点けた相手から申し込んでくるので)リベンジをしなくてはならない❗内藤は公式戦初戦でジェフ・コブ‹UNITED EMPiRE›に敗れたが9月シリーズでの一騎討ちでリベンジを果たし、SANADAはベルトを盗んだ相手であるEVILに選手権史上初のランバージャックデスマッチを要求し、10月に両国国技館で行われた9月シリーズの最終戦で盗まれたベルトを取り返したとともに4度目の防衛に成功した。
SANADAの試合終了後、2人はマイク合戦を始め、内藤は4年前の東京ドームのメインで勝ったのにKENTA‹BULLET CLUB›に邪魔されて出来損なった«デ・ハ・ポン❗»の大合唱を宣言、SANADAは«ギフト(会場を暗くし、観客全員でスマホなどのライト点灯)»をする事を匂わせた。
1月4日、頂上決戦の日がきた❗
運命のゴングが鳴った❗❗
序盤はロックアップで始まり、互いにロープ際まで追い詰めたが、クリーブレイクかと思いきや内藤が離れた直後に唾を飛ばし先に仕掛けた。そこから内藤はいつものリング上で見せるポーズをしようとするがSANADAが阻止し逆にいつものアクションを見せた。
その後、内藤はエプロンにいたSANADAをロープを使ったミサイルキックで場外に出し、鉄柵を使ったりするなど頻繁に首攻めや雪崩式フランケンシュタイナーなどを行ったが、SANADAも絞め技のScull endや武藤敬司から受け継いだシャイニングウィザードやTKOなど飛び技や打撃技を繰り出すと一進一退の攻防となった。

途中から大きく試合が動いた。
2人ともダウン状態の中、先に動いたのはSANADA。ラウンディングボディプレスを2連続決めた。だが負けじと内藤も旋回式デスティーノを決めた。そのあとSANADAも必殺技のデッドフォールを決めたが最初からの首攻めでカバーに行けずダブルノックダウン。ならば掟やぶりのデスティーノに行き、再びデッドフォールに行こうとするが内藤がかわして浴びせ蹴り・ロープを利用してのスイングDDT。だがそのあとバレンティアに行こうとするところSANADAは踏んばりロープへ押し込んで反動を利用してオコーナーブリッジ(押さえ込み技)→シャイニングウィザードを敢行。そしてデッド・フォールを再び敢行しようとしたが内藤がそれを読みきり、首にバックエルボー一発叩き込んで掟やぶりのデッドフォール→バレンティア(スペイン語=勇気)と連続して敢行し、正調のデスティーノ(スペイン語=運命)を決め3カウントが入り、25分42秒、内藤哲也が勝利し第8代IWGP世界ヘビー級王者に輝き、俺は先ずここで涙が出た❗❗
試合が終わりベルトをいただいたあとマイクを取り、4年前に勝利した時に出来なかった事を始めようとした途端に邪魔が入りやがった❗入ってきたのはHOTのEVILとディック東郷だ❗EVILはSANADAとは違い、4年前のNJCで初優勝したあと内藤を呼び出して必殺技のEVILを敢行し、翌日の内藤とのIWGP選手権試合でディック東郷を乱入させて強奪しやがった裏切り者❗マイクを持った内藤に奇襲し戦いもせず自ら「第8代世界ヘビー級チャンピオンはこの俺❗わかってるのかコノヤロー❗❗」と言い放ったが、ここでふざけるなという思いなのか救世主が現れた❗なんと現れたのは敗れたSANADAだった❗❗EVILにシャイニングウィザードを放ち、東郷にトーキック放って捕まえたあと内藤にミサイルキックさせるという連携プレーを見せ、SANADAは内藤にもう1回と人差し指を見せ大SANADAコールの中で悔し泣きしながら退場したが、このSANADAの突発的な行動に称賛し、また涙が出た❗

そして内藤は再びマイクを持ち
SANADAに一言[ユニットは変わっても、今、マイクを持ててるのは、お前のおかげだよ❗グラシアス❗SANADA❗❗]と感謝の意を述べ、そして最後に
{メンバー}
BUSHI
(高橋)ヒロム
鷹木(信悟)
ティタン
(辻)陽太
y 内藤(哲也)
ノスオトロス
ロス インゴベルナーブレース
デ❗ハ❗ポン❗❗
と4年前に出来なかった大合唱を(私も一緒にしながら)見事成し遂げ、花道を逆方向へ歩いて大会をシメてくれて気持ちよく東京ドームをあとにできた。
なお、この内藤とSANADAの再戦は2月24日北海道2連戦2日目のメインで行われる。またこの東京ドームでの試合は(月額見放題サイト)NJPW WORLDで見られるが、課金はちょっとというかたは今週金曜日(2月16日)夜9時[ワールドプロレスリングリターンズ]で放送予定。