ここ最近、東京・大阪などの首都圏を中心に、梅毒感染者が増加
傾向にあるのをご存じでしょうか?
国立感染症研究所によると、2016年に報告された梅毒感染者数は、
なんと4518人。1974年以来42年ぶりに年間4000人を突破し、
直近の5年間では全体で約5倍、女性に至っては約13倍もの増加率。
しかも女性は感染者全体の約3割を占め、とくに20代の若い世代を
中心に増えている…と報告されています。
◆◇ 激安風俗店を中心に蔓延する性感染症の恐怖!
かつて梅毒は“死に至る病”として怖れられてきましたが、現代では
ペニシリンなどの治療薬も普及し、死亡リスクは激減しています。
しかし…そうした“危機感の薄れ”が、逆に今の性感染症増加に
繋がっていて、じつは梅毒だけでなく、エイズや淋病、クラミジアなども
増加傾向にあるのだとか。
また、性感染症予防に対する意識が低いのは比較的シニア層に多く、
彼らが勃起治療薬の普及とともに安い風俗店で遊ぶようになったコトが、
拡大要因のひとつだとも指摘されています。
よく「風俗嬢は定期的に検査しているから素人女性より安全」なんて
いわれますが、それなりの高級店ならともかく、激安風俗は性病検査を
徹底していないケースがほとんど。
風俗嬢側も病気が見つかれば働けなくなって収入が減るため、自主的な
検査をイヤがり、結果的に放置状態…という店は少なくないのです。
うーん…これは怖いですねぇ…。
◆◇ 感染予防で確実なのは、不特定多数とセックスしないこと!
梅毒はおもにキスなどを含む性行為(粘膜接触)によって、「梅毒トレポ
ネーマ」という細菌が体内に侵入する、非常に感染力の強い病気です。
感染したまま放置すれば症状はどんどん進行し、人体のあらゆる部位に
腫瘍や発疹などの病変を発生させるだけでなく、妊婦から赤ちゃんに
母子感染すると死産や奇形のリスクも増加。
今や重篤化するケースも少なく、完治できる病気とはいえ、決して軽視
していいものではありません。
感染を防ぐためには、まず特定パートナー以外との性交渉はしないこと。
どうしても風俗などで遊びたい場合は、あまりに安い店を避け、ちゃんと
検査や衛生管理がシッカリしていそうなお店を選び、コンドームも確実に
使いましょう。ただし、それでも完全に防げるわけではありません。
そして…もし、ご自身に少しでも感染の心当たりがあるようならば、
ご家族やパートナーのためにも、なるべく早めに市販の検査キットなど
でセルフチェックするか、病院への受診を心掛けてくださいね。
