6月16日に行った一般質問で、ゆうゆう館跡地と旧屋敷公民館の跡地活用について、地元住民の意向を尊重するように強く求めました。

一般質問の質疑応答をご紹介します。

 

〇入沢としゆき

旧ゆうゆう館跡地と旧屋敷公民館跡地の活用について質問します。

ゆうゆう館が解体され、更地になっています。市民の皆さんからは、「何が建つのか」、「ゆうゆう館のときのようにサークルで使いたい」などの意見が出され、今後の土地利用に関心が高まっています。

3月議会では私の質問に対し、次のような答弁がありました。「ゆうゆう館は解体工事完了後、活用方法を決めた後に、改めて事業者の募集などを進めていきたい。その際、売払いという形式なのか、貸付けという形式なのかも含めて整理をして事務を進めていきたい」との答弁でした。あくまで習志野市が進める公共施設再生計画どおりに、施設廃止後の土地売却や貸付けで財源化を前提に利用方法を検討しています。

また、地域活動、社会教育の拠点として活用されてきた屋敷公民館が─今は旧ですね。旧屋敷公民館が今年解体されます。旧ゆうゆう館跡地と旧屋敷公民館跡地は地域交流の場、社会教育の場として活用することを最優先に検討することを求めますが、いかがでしょうか。

〇宮本市長

続きまして大きな2番、旧ゆうゆう館跡地と旧屋敷公民館跡地の活用についてお答えいたします。旧ゆうゆう館及び旧屋敷公民館につきましては、大久保地区公共施設再生事業により生涯学習複合施設「プラッツ習志野」に機能を集約したことで、令和元年度末をもって閉館したところであります。

 閉館後の有効活用に当たりましては、集約化の対象となった公共施設跡の利活用モデルを示すため、地域住民にも参加いただいたワークショップなどにより、平成28年度に「大久保地区公共施設再生事業集約施設跡民間活用検討業務報告書」を作成いたしました。この検討業務において、旧ゆうゆう館につきましては耐震診断及び老朽化の状況を踏まえ、建て替えによる民間活用を検討するとしていることから、現在は活用条件の整理を行っており、本年度中に活用事業者の募集を予定しているところであります。

次に、旧屋敷公民館につきましては、耐震補強の状況を踏まえ、リノベーションにより福祉施設としての活用を検討するとしておりましたが、老朽化対応の改修費用が多額になる見込みとなったことから、事業化を断念したところであります。

そこで、建て替えによる民間活用のため、本年度中の解体工事を予定しており、来年度以降の活用に向けて作業を進めてまいります。

いずれにいたしましても、機能統合などに発生した、未利用と判断した用地につきましては、多額の事業費を要する公共建築物再生の財源を確保するため、資産の有効活用を図ってまいります。

〇入沢としゆき

 次に、ゆうゆう館、屋敷公民館の問題に移ります。ゆうゆう館については「活用条件の整理」ということが、答弁ありましたが、どのようなことを検討するのか、また今まで地域の交流の場として使われてきたわけですけども、住民の意見は盛り込まれるのかどうか伺います。

○資産管理室長

はい。御質問にお答えいたします。旧ゆうゆう館跡地の活用に当たっての諸条件につきましては現在検討を進めているところであり、具体的な内容につきましては、今後、地域住民からの御意見を伺いながら決定をしてまいります。

また、旧ゆうゆう館で開催されておりました鷺沼台まちづくり会議につきましては杉の子こども園、本大久保まちづくり会議につきましてはプラッツ習志野で開催されており、現時点では地域の集会施設としての御要望は伺っておりません。

なお、地域要望につきましては、西側道路上にあるごみ集積所を継続することや、近隣へ雨水が流出しないように排水対策をすることなど具体的に伺っているところであり、これらの内容を含め、活用に当たっての諸条件を整理してまいります。以上です。

○入沢としゆき

はい。今後の活用については、事業者募集をするということですが、その事業者についてはどのような検討をしているのか伺います。

○資産管理室長

はい。御質問にお答えいたします。旧ゆうゆう館跡地の活用に当たりましては、民間活用による有効活用を図るため、広く事業者を公募する予定としております。今後、活用に当たっての諸条件を整理した上で、地域住民からの御意見を伺い、活用事業者を公募してまいります。以上です。

○入沢としゆき

はい。いろいろな課題を整理していくということですけども、前提となっているのが平成28年に行った検討業務報告書ということになっています。何年……7年ほどたってるんですか、7年か8年たっていると。かなり、以前の報告書が前提となっていますので、しっかりとこれは今現在の市民の皆さんのニーズというのを聞いた上で考えていただきたいと思います。

また、あわせて、土地の売却、貸付けということを前提に出すんではなくて、地域の皆さんにとってどういった活用方法が望ましいのかということを考えていただきたいと思います。

屋敷公民館も同様の視点ですけども、民間活用のための解体ということですけども、どのような利用方法を検討するのか伺います。

○資産管理室長

はい。御質問にお答えいたします。市長答弁にありましたとおり、旧屋敷公民館の活用に当たりましては、建て替えによる民間活用を図るため、本年度中に建物の解体工事及び西側に隣接する道路との高低差に対応するためののり面の整備を併せて実施をしてまいります。また、令和6年度以降は、隣接する公園等との境界の画定などを進め、民間活用による有効活用を図ってまいります。以上です。

○入沢としゆき

はい。こちらも同様ですけども、地域の皆さんの声をしっかりと受け止めて検討することを強く求めます。

 

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