「令和の米騒動」と言われて久しい。

 

都内で一時は5キログラム入りの白米が、¥1万円近くしたと言われるが、昨日帰宅時に近隣のスーパーを覗いたところ、¥2,999円(税別)という値札のポップが躍っていた。それでも、我等下級国民の薄給には、手の届きにくい厳しい価格。せめて¥1千円台に落ち着いてくれると、救われるのだが。まぁ商流も、上級国民にしか目が向いていない昨今、無駄なあがきと言える。

 

ところで、最近市中を騒がせる「令和のナフサ騒動」。何でもかんでも石油に頼り切ってた日本社会が、大きな曲がり角を迎えてると各報道は報じてるが、果たして本当なのだろうか。

 

関係者に取材したところ、日本国内の石油精製品の在庫状況は、おおむね需要量の3ケ月分は存在するとの事。長崎県・橘湾の国家石油備蓄基地には、国内需要量の6ケ月分の原油が貯蔵されてるという・・・が、しかし。

 

「カルビーショック」とまで言われるように立った、食品包装塗色の廃止。私が世を忍ぶ仮の世の姿であるタクシー業界にとっては、燃料のLPGガスが1リッター当たり¥80円も上がったとする情報も、流れている。

 

「令和の米騒動」「令和石油ショック」を見るに、国の内外を通じて物資の流通は、かつてと比べて驚くほど融通が利く。だが、こうした利便性が高まった中で、一時の騒動で狂乱物価に陥る理由が見当たらない、なぜか。

 

その元凶は、日本社会の長年の悪弊である。

物資の流通に関しては、「卸業」とよばれる関係者の存在が、物資供給の安全弁を果たす一方で「異常な物資の価格吊上げの元凶」とされてきた。いわゆる「売り惜しみ」である。

 

加えて、昨今ネット上を騒がす「転売ヤー」と呼ばれる「一発儲けを狙っての買い占め」を行う人間の存在の急増が、昨今の狂乱物価に拍車を掛けたと考えられる。

 

「卸業」に関して言えば、コメから宇宙ロケットに至るまで、あらゆる物資の流通に「卸業」が関わっており、業界内で抜け駆けをして安く物品を流通させようとすれば、業界内の「卸業関係者」が袋叩きし、最悪は廃業に追い込んでしまうという、異常な悪弊・習慣が残っている。要は「右向け右」と言って、左を向く奴が、社会から排除されてしまうという日本の異常な「お上主義」の民間版と言ってもよい。

 

加えて「転売ヤー」と呼ばれる、世界志民の最大の敵ともいえる「拝金主義者」の急増で、正常なモノの値段が付かない由々しき事態となっている。

 

東京都内の新築マンションの分譲価格は、今や¥1億円が当たり前の時代。だが、在って無い様な「不動産価値」にカネを掛ける人間の異常さが、私には解らない。知人の金融関係者から「日本発大恐慌」が必ず来ると警告を受けているが、日本の世界志民がもっとも忌み嫌う拝金主義・従米主義が崩壊した瞬間、この国の断末魔が聞こえて来るのではないか。