『教育機関で行われる男女二元論的・性差別的なマナーを押し付ける、不適切な就活指導の是正を求め、有志でつくる「＃就活セクシズム署名チーム」は２５日、文部科学省に３万２９６８人分の署名を提出しました。
同チームは２０２０年１１月にオンライン署名を開始。就活時に「女性が、化粧をしないのは失礼にあたる」「男性は短髪」といった男女別のスタイルやマナー指南をやめるよう、スーツ販売店や出版社などに働きかけてきました。
文科省に対し、同省が大学などの教育機関と採用側の企業に通知している、就職に関する申し合わせに▽学生のアイデンティティーを尊重する▽性差別的なマナーに従わない服装で参加したことを理由に減点しない―ことなどを追加することも求めました。
同日都内で行われた記者会見で、署名チームのメンバーである水野優望さんは、学生は採用される側で弱い立場に置かれているとし、「おとなたちが率先して変わっていかなければいけない」と強調しました。』（しんぶん赤旗４月２６日号）

そうね。根本のところでというか、ふだんからの振る舞いについてもなんだけど、このあたり、全然世の中、変わっていないなという感じはするね。
なんでこうなかなかことが進まないかなと思っていたら、この、就職活動なんかでは、就活する学生は「弱者」なんだと。この、弱者に価値観を押し付けるという仕組みが、差別を温存しているということがよくわかる、というかハッキリする。
強者が漫然と価値観を押し付けたらいかんのだ。いかんというか、対等の人間関係を築いていくためには、それは得策でないというか、お互いの成長・発展のために避けるべきことなんだと、自分も強者たる場面はいくらもあるから、こころして、ともに成長・発展を期したいものだ。