いつものように元気な子供達。

元気な姿を見ることが、何故か辛い。

(ごめんな)

何に対して思うのかも解らない。

一緒に笑ってあげることもできず。



子供が泣くのも恐怖を感じる、

別れを感じているのかと。


抱きしめてあげることしかできない日々。




詳しい検査=PET検査。

受けるまでに数日間があったけど、
毎晩、姉が電話をくれ、不安を取り除いてくれた。


会社の上司も今は無理をしなくていいからと、
親身になってくれたことに、すごく救われた。
姉から電話がかかってきた。

私の一番頼りとする人。

再検査に行くことは話していた。
仕事中、合間をみて急いでかけてくれたんだろう。


何を話したかは覚えてない。
ただ
(助けて、助けて)
と言う思いだけだった。

大丈夫と言う言葉を求めて…
不安を和らげてほしかった。

姉との電話の後は、少し気を取り戻せた。


子供を保育所に迎えにも行かなければならないし

もう、これは現実で受け止めなければならない。


今は願うしかない。


どうか生かせて下さい。



私にどんなことが起きたって、時間は止まらない。



保育所へ迎えに行った子供はいつもと変わらず


いつも以上に愛おしい。
携帯で調べてみた。


『肺ガン』

"ガンの中で最も死亡率が高く…"


それ以上、読むことができずに携帯を放り投げた。


涙とともに、初めて声も溢れ出た。


死ぬの?


待って待って、恐い恐い。

どうしよう。

助けて。

どうしたらいいの。


子供は?

二人はどうなるの?

こんなに私を求めているのに、
私がいなくなったら…

旦那に育てられて、
私のことは忘れていくの?

旦那の家族と一緒に過ごしていくの?

そんなの絶対にイヤ!!

私の親が会いたい時に会えへんやん。
疎遠になるやん。

嫌!嫌!

旦那の親に育てられるなんて絶対に嫌!!


私が育てる!!


このマンションだって、私がローン組んでるのに、
私が死んだら旦那がイイ思いするだけやん。
そんなん悔しい!


だからって私の両親が面倒みるのも苦労しはるやろうし…


両親は私が死んだら哀しむやろな。

代わってやれたらとか思ってしまうんやろな。

力を無くして、急激に歳をとってしまわはるんやろな。

そんな辛い思いはさせたくない。

絶対に親より先に死んだらアカン。

それに私がいなければ、両親への援助もできひんやん。

親も私がみていくんや。

まだ死ねへんねん。
死んだらアカンねん。