2017/04/20(THU)

今日は念のためのMRI検査日。
面会時間に行くと娘は眠っていてすぐにT先生がきた。
「実はMRI検査をする為に眠剤を飲んだら深い眠りについてしまい呼吸が浅くなってしまって検査をすることができませんでした。
また明日検査しますね。
お子さんによっては、眠剤が効かなかったり効き過ぎちゃったりとあるのでご安心下さい」
との事でした。

でも何だか嫌な予感がしました。

娘も夕方には目を覚まして、眠剤の副作用でボーっとしていましたが、昨日とあまり変わりないように感じました。

2017/04/21(FRI)

今日こそはMRI検査日!!!
面会時間になり病室に行くと娘は起きていました。昨日と同様で副作用でボーっとしていました。するとすぐにT先生がいらっしゃって、
「今日は検査できました。検査結果がでましたので別のお部屋へどうぞ」

T先生には笑顔はなく深刻な表情だったように感じて、昨日の嫌な予感が的中しちゃった?!なーんて心の中で軽い気持ちで思っていました。

ナースステーション横の小さなお部屋に通されると、女医さん・看護師さんが2人いました。

T先生「今回の検査結果ですが、
単刀直入にお伝えしますと、インフルエンザ脳症(ニ相性脳症)でした。」

私「・・・えっ?!脳症?!?!?!?娘が?!何かの間違いではないですか??」

T先生「お気持ち分かります。私も娘さんの状態を見ると何もないだろうと思っていました。
こちらが検査した画像なのですが、前頭葉のところが白くなっているのが分かりますか???」

主人と私は目を合わせたものの言葉が全く出てこず真っ白になっていました。
正直色々お話しをしただろーけど、覚えていません。

素人の私たちが画像を見て白くなっているのがハッキリ分かりました。

私「緊急搬送された日も元気でお昼もたくさん食べて走り回っていました。私たちがもっと早く変化に気づいて連れてくれば脳症にはならずに済みましたか??」

T先生「むしろ対応が早かったので重症していないです。おそらく軽度の脳症かと思います。脳症は何をしたからなってしまったとかではなく、風邪と同じで誰でもなりかねない病気ですので、ご自身を責めないで下さい。
お母様も現在妊娠していて大変な時期でもありますから、こちらとしては全力で治療やサポートします。
脳症の後遺症として、発達障害や知的障害、運動障害や感情のコントロール、てんかん…様々な後遺症が考えられますが、かなりの個人差があります。
今後は、痙攣が出ないか経過観察をしていき、もし出たら抗てんかん薬を飲んでいきます。
現在はよく食べて以前と同じようにお話しも出来ています。また、1歳6ヶ月なので成長過程ですのでまだ分かりません。何か少しでも異変があったら教えて下さいね。
子どもの生命力は凄いです、一緒に頑張りましょう!!

この他にも治療方法や後遺症についてなど、私たちが今不安なこと…1時間ほど色々なお話をしました。

先生達とのお話を終えてお部屋に戻りすぐにでも娘を抱きしめてあげたかったけど、泣きっ面を見せたくなかったので一度中庭に行って珈琲を飲んで落ち着いてから娘の所へ戻りました。

すると娘は寝ていたみたいだけど私たちが来たのが分かったからか目を覚ましてくれました。
口数は少なくなんとなーく怠そう…
お熱も少しある感じだし…
天井の方をボーっと見ている感じ…

なんとなくいつもと違う気がしたので、看護師さんに様子を何度も伝えても
「眠剤の副作用ですから」
っとのことでよく診てもらえませんでした。

パパと順番で抱っこをしていて、パパが娘を抱っこしている間に下の階にお手洗いに行き個室に入ったら、

「ママーママー!!!!!どこー?!早く来てー!」

用を足そうとしましたが、パパが叫んでる声が聞こえてきてすぐにお手洗いを出て、自分が妊娠5ヶ月だとゆーことも忘れ走って病室の方に向かいました。

「抱っこしていたらまたこの前みたいに白目向きながら痙攣した!今は先生呼んで処置してもらってる!」

先ほどT先生からの検査結果を聞いたばかりでまだ心の整理ができていない間に痙攣…

娘はどーなってしまうのかと不安で不安で過呼吸になりそうになりました。
病室では処置中なので入れない為、待合室でパパに背中をさすってもらいながら待ちました。

暫くすると看護師さんが呼びに来て下さり病室に行くと娘は酸素マスクをして寝ていました。

K先生「初めまして、T先生は先ほどお帰りになったので代わりに僕が担当させていただきました。恐らく後遺症である〝てんかん〟でしょう。すぐにおさまったので、心配な痙攣ではないですよ。」

パパ「今後また痙攣が起きることもあるのでしょうか??痙攣が起きたら娘の体がどーにかなってしまうとかあるのでしょうか??」

K先生「先ほどT先生から病名を聞いたばかりで気持ちの整理が出来ていないですよね。
痙攣が起きた時の状況やどのくらい続いたかにもよりますが、今回の様な痙攣なら心配いりません。痙攣が起きない様に、娘さんに合った薬を毎日飲んでいきます」

私たちは痙攣について何も分かっていませんでしたが、K先生が丁寧に私たちのことを考えながら説明してくださったので少し安心しました。

K先生の説明を聞いている間に私の両親が駆けつけてくれました。
パパが連絡をしていてくれてて、私は母の顔を見ただけで泣き崩れてしまいました。
(今このブログを書いていても、思い出して涙がとまらなくなってます)

母「話はだいたい聞いたよ。大丈夫大丈夫!あなたがしっかりしないと!頑張ってるのは〇〇ちゃんなんだから。それに、命が助かっただけでもありがたいよ」

っと喝を入れられました!まさにその通り!!

その言葉を聞いて私は我に返り気合を入れ直しました。娘の生命力を信じよう!!!

暫くすると娘は目を覚まして、ママーママーと泣きました。凄く安心した!!!
夜ご飯も昨日と同じ様にでて、半分まではいかないけど食べました。

容態も安定していてまだ体が本調子でないからか、ご飯食べて少し抱っこしたら寝てしまったので看護師さんたちにお願いして早めに帰宅することにしました。

パパと2人っきりでいるとメソメソしてしまいそうなので実家に帰りたいな…と思っていたらパパも同じ気持ちだったみたいで、急遽実家に帰らせてもらいました。

実家に着いてからは私はお風呂に入ってすぐにお布団に入りましたがねれませんでした。。

パパは父と夜中まで話していたみたいで、
「親父にいてもらってよかった。これから家族で頑張っていこう!」
と何の話をしていたのか分かりませんがとてもスッキリした顔をしていました。


※9ヶ月前のことを思い出しながら書いています。文章能力もなく、医療用語などもよくわかっていない為変な言葉使いになっていると思いますが、ご了承くださいませm(._.)m