夢のはなし。

 

 

 

 

昨日はとても疲れていて、

晩ごはんを食べてすぐに横になった。

 

いちど目が覚めて、

何時かはわからないけれど

エアコンと電気がつけっぱなしになっていたので

それだけ消してまた眠った。

 

 

 

 

 

 

夢に、2種類の花が出てきた。

正確には2種類の木で、花が咲いている。

 

ひとつは椿だとすぐにわかった。

小学校6年生まで育った家に、

椿の木があったから。

 

もうひとつが、よくわからない。

 

椿とよく似ているが、

真ん中の黄色のフサフサみたいなのが少ないし、

イメージとして椿よりも

ゴージャスな感じがする。

 

椿が着物なら、もう片方はドレスというか。

 

 

誰かはわからないが、

「こっちは花びらがハラハラと散る」

という声が聞こえた。

 

 

 

 

目が覚めた。

 

 

 

 

私は椿という植物が好きだ。

 

椿の最期は花ごと落ちて

縁起が悪いと言われているようだが、

私はそうは思わない。

 

自分の最期まで自分で責任をもっている気がするし

覚悟を決めている感じがする。

 

そもそも、

1年のなかでいちばん寒い頃に咲く。

ここに強さを感じる。

 

他の植物が身をひそめたり

地中で春の準備をするなか、

私は花を咲かせる、という凛とした強さ。

 

葉っぱはつるつるして硬いし

木の幹も細くてもしっかりしていて、

簡単に風になびいたり

雨や雪に負けたりしない。

 

 

ひょっとすると、

他の植物からすると偏屈扱いなのかもしれない。

 

 

でも椿自身は

浅く広い付き合いなんか必要ない、

自分の良さをわかってくれなければ、

と歯牙にも掛けていない気がする。

(歯牙は葉っぱのギザギザ?)

 

 

 

花言葉を調べてみると、いくつかあったが

その中でもやはり、と思ったものがある。

 

「誇り」

 

椿もこれには満足しているのではないだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに、

似ている花を調べたら山茶花だった。

 

山茶花という花は

個人的にはなじみがなかったが、

思い返すと身近にはあった気がする。

 

小学生の頃よく遊んだお宮の

森(?)みたいに木が繁っているエリアに必ずあったし、

『たき火』の歌にも出てくる。

 さざんか さざんか 咲いた道〜

 

どんな花なんだろうと思いながら歌っていたが、

実はよく目にしていたのだ。

 

これは山茶花に失礼なことをしたな、と反省した。

 

花言葉を調べると

「ひたむきさ」「困難に打ち勝つ」

 

身近にあるのにわざわざ名前を知ってもらえない、

これが山茶花の「困難」だったかもしれない。