正式には、

 

ロッカビリー、の日 と記すべきか。

 

 

1958年 2月8日 に

第一回・日劇ウエスタンカーニバル

が開催された事により

そう呼ばれるようになったようだ。

(まだ最近の事だと思います)

 

これは自分にとって 壮大なテーマなので

簡単にまとめたくないのですが^^;

なんだか又長くなってしまいそうだなあ😅

 

そもそも

ロカビリー、って何??って

話しなんですよね〜。

 

1954年頃、

アメリカ テネシー州のメンフィス市の

SUNレーベルから エルヴィス・プレスリーが

ローカル・デビューした事が一つの出発点ですね。

 

 

興味のない方には面倒くさい話しなんですけど、

それ以前よりロックンロール的な音楽はあったわけで
それは何かと言うと、ブギウギ、(Boogie wiggie) です。
(ブルースをピアノでリズムを強調して弾いた際に自然と
出来上がったリズム・パターン、みたいなものですね)
 
簡単に言うとブルースから派生したブギウギのリズムが
色んな音楽と結びついたわけで、
1930年代にはスイングジャズの大ブームが有ったり、
 
1940年代の ブルースや、カントリー・ミュージックにも
ブギウギが結びつき、ブルースはR&B (リズムandブルース)と言われ

カントリー・ミュージックはウエスタン・スイング、や

ヒルビリー・バップ、と言われるジャンルに変形していくわけです。
 
要は 踊れたり、酒場でより盛り上がってダンスの為の音楽として
POP MUSICが変貌していくわけですね。
 
まさに戦後の日本でも笠置シヅ子さんの
「東京ブギウギ」「買い物ブギー」などは
その時代ドンピシャな大ヒットなのです。
 
そういったロックンロール的な音楽が出来上がる中で
1954年のエルヴィスのローカルデビュー、「that'all right mama」
など一連のヒットを受け、1956年の大手レーベルRCAより
「heartbreak hotel」の大ヒットが世界的に広まり、
 
エルヴィスのビジュアルイメージと音楽性が
結びついて、
リーゼント(的な)髪型、 ファッション、立居振る舞い、
ギター持って歌う、 
ってのが ロックンロール・アーティスト= ロックンローラー
の雛形になっていくのですね。
 
で、一部の音楽雑誌で エルヴィス(達、一連のアメリカ南部や
西部地域出身のアーティスト)の音楽は カントリー=ヒルビリー
Hillbilly(南部の田舎者、の意味で その音楽ジャンルとしても
使われる) と、ロックンロール=R&B は当時「ロック=ROCK」
とも呼ばれ始めてたので、
ロック と ヒルビリー がくっ付いて、
Rock and Hillbilly→→ Rockabilly  ロカビリー、
呼ばれる様になり、
 
当時、日本でも1954年頃から カントリーミュージックの大ブームが
あったわけで、そのバンドやシンガー達が時代の流れでエルヴィスや
ロックンロールのレパートリーをやり始めたわけで、
それが 1957年頃からじわじわと都内のジャズ喫茶でブームに
なりつつあった。
やはり、ロック・ミュージックと ヒルビリーが混じった様な
音楽だったのでロカビリー、  ロッカビリー、
と呼ばれる様になったんでしょうね。
 
自分の感覚としてはアメリカからその言葉が輸入された、って
より日本は日本で独自に その造語が作られたのでは??たまたま、
って思っています。
 
 
かくして、ブームになりつつあったロッカビリーに注目したのが
ナベ・プロ社長 渡邊の奥方で敏腕マネージャー
渡辺美佐氏 が ロッカビリー・ブームに目をつけ
当時の芸能の檜舞台であった日劇にて彼ら総出演のショーを企画。
 
これが 「日劇ウエスタンカーニバル」
  だったのです。
 
何故、ロッカビリー・カーニバル ではなく、
ウエスタン・カーニバル?なのか?  は、 
おそらく、
「ロカビリー」ですと新しすぎて世間が「はあ??」となるのを避け
先行してブームになっていたカントリー・ミュージックや
西部劇音楽 = ウエスタン、という呼称があったので、
アメリカをイメージさせるワード、として こう名付けたのでは
無いのかな?
 
 
かくして 戦後最大の若者文化の元祖的ブームとして
「ロカビリー・ブーム」
「ロッカビリー旋風」が吹き荒れるわけです。
前述の美佐女史は周りから
「絶対に失敗するからやめとけそんなもん
と言われていたそうですが蓋を開けたら大盛況だったのです。
 
(美佐女史はその後「ロカビリー・マダム」
と呼ばれた☺️)
 
 
ウエスタン・カーニバル開催によってスターダムにのし上がったのが
 ロカビリー3人男。
 
左から 山下敬二郎、 真ん中 ミッキーカーチス
右側、平尾昌章(のちに 昌晃と改名)
 
 
 
 
 
 
 
日本にて アイドル、という概念がスタートしたのは
この ロカビリー・ブームからなのでは?と個人的に
思っています。
 
 
 
なぜ 3人男 か?
 
 
もともとロカビリーブームの少し前に
美空ひばり・江利ちえみ・雪村いずみ
の3人が
3人娘ブームをおこしている。
 
 
1955年の映画「ジャンケン娘 」が起源でこの後
数本の3人娘映画が東宝から製作された。
自分もレンタル・ビデオ、DVD で全て観ましたが、
むっちゃ面白い〜♬♪♪♪
既にジャンケン娘の中でロックンロール的な曲を
歌っているのが おおっ!と思いました。
 
もともと 日本の文化?なのか、三人衆、とか3人で括りたがる?
ってのは有ると思うのですが、
まずは美空ひばりさん方の3人娘 が有り、
3人男いう流れがあるのかな? と思います。
 
その後、お姐ちゃんトリオ(団玲子さんとか)もあり
スパーク3人娘(中尾ミエさん伊藤ゆかりさんとか)
 
御三家(橋幸夫さんとか)、新御三家(西城秀樹さんとか)
中3トリオ(山口百恵さん、森昌子さんとか)、
たのきんトリオ、とかシブがき隊(3人ですから)
少年隊(やはり、3人ですから)、とか3人括りや
 
3人グループは続いていきますね。
 
 
 
ちなみに
今だから言いますが、
 
自分 15~6年前、この時代昭和30年から40年くらい
(1955年.〜1965年)の事を知りたくて知りたくて
当時の美空ひばりさん系の東宝作品、
石原裕次郎さんや小林旭さんの日活作品、
加山雄三さんの東宝作品、
そうとう観ました✨✨
とにかく1955年から1965年くらいまでの時代背景
・雰囲気、を知りたくて。
 
(旭さんの「渡り鳥シリーズ」にはハマりましたねー(⌒-⌒   )
 
 
 
昭和のロッカビリー・ブームが好きで好きで 仕方ない頃が
有りました✨
 
(石原裕次郎さん主演の「嵐を呼ぶ男」の冒頭部分に
平尾昌章さんがジャズ喫茶のシーンでの「銀座は生きている」
の歌唱シーンはまさにロッカビリー✨ですね)
 
(ちなみに この「嵐を呼ぶ男」に出てくる敏腕女性マネージャー
↑↑<後の裕次郎氏奥様まき子夫人演ずる>は
前述のナベプロ渡辺美佐さんをモデルにしているそうですね)
 
 
 
その頃、(15~6年前ね)自分は Blue moon rythm boys 
ってバンドを作り札幌を中心に活動していたりしました。
(札幌ケントス辞めた後)
 
ですが、😅 なかなか その頃、こういうのに興味を示してくれる方が
まだそんなに居なく。。
その様な状況に徐々にに醒めていき....... 
2010年代を過ぎてから自分は1970年代のエルヴィス・プレスリー
にあらためてどハマりしていくので、
昭和30年代ロッカビリー・ブームはしばらく
忘れかかっていました(⌒-⌒; )
 
 
 
 
 
という事で、
長くなりそうなので 今回はここまでにします。
 
 
次回に続く!