しがらみからの脱出。

そう感じた一日だった。


母が倒れた。
わたしは母から欲しい愛を貰えず、悲しみ、嫌い、憎み、避け、許せなかったことを
優しくできなかったことを酷く悔やんだ。

しかし今日、母は私以外の人に
兄や友人からはとても愛され、優しくされていたことを知り
その役目は私ではなくてもよかったのだということに氣が付き
なにか楽になった。

しがらみを
私が勝手に作っていたのかも知れない。

母はある時まで私に依存していたが
私が母に対して憎しみが増し、嫌悪していくうちに
母も私を憎んでいき、私への依存はなくなっていたように思う。

母を大切に思って、優しくしてくれる兄やその友人にとても感謝している。
母は自分の母親に捨てられたけど
一番愛情を欲しかった人からの愛を感じられなかったけど
母親以外の人からたくさん愛されている。

わたしも母親から欲しい愛を感じられずに今に至るけど
わたしはわたしの人生を生きている。

わたしは人を愛せないけど
人間以外の生命を感じることで大きな喜びを感じる。
そしてわたしは、亡き父から一番愛されたという感覚がある。
父がいてよかった。



たぶん
すべてのことが
これでいいのだ。