2020年4月
新年度初の週末は外出自粛でのスタート
週明け7日には緊急事態宣言
そしてStay at home…
今日で去りゆく4月
いつもなら季節の移ろいをワクワク過ごしていた筈だけど
今年は ワサワサ

平穏な日常が戻ること 祈るのみです

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お出掛け激減で増えたおうち時間
Amazonのprime videoで見逃し映画を鑑賞したりして過ごしています

今月観た作品で印象に残った映画
一本目は
『告白』(2010年6月5日公開映画)
娘を生徒に殺されたと言う女性教師の告白を主軸に、主な登場人物がそれぞれの視点に立った告白を重ねて行くことで、現代社会が陥りやすい闇へ引きずり込まれていくような映画でした

昨年公開されていた『マスカレード・ホテル』でもそう思ったけど
人の内なる狂気や激しさを静かに抑えて演じる松たか子さんは、凄みがあって怖い💦
脇を固める俳優陣もピタッとハマる配役
こちらの作品、活字からも感じてみたくなりました。
湊かなえさんの原作本 読むかなぁ


そしてもう一本
TBSの前クール日曜劇場『テセウスの船』恋しさ?なタイムリープ系映画
『コーヒーが冷めないうちに』(2018年9月21日公開映画)
 “ あの時に戻りたい ” を4つのストーリーで描かれていて、どれもすーっと感情移入出来ちゃうジンワリ愛ある泣ける系

(ここからは若干ネタバレです)
一番ウルッときたのは、自分を夫と認識出来ていない若年性アルツハイマー病の妻(薬師丸ひろ子さん)が、自分宛に書いてくれていた手紙を貰いに過去へと遡っていく旦那様(松重豊さん)のストーリーかな

過去に戻って受け取れた手紙に綴られていたのは、あなた(夫)を忘れちゃうかもしれない自分のために、辛く苦しい想いはしないで欲しいとの辛く切ない想い。
既に妻は自身の病に気付いていた事
そして辛い未来を慮った上で、病が進行していく自分をきっと見捨てず添い遂げようとしてくれる優しい夫へ、自分は大丈夫だから現実から逃げて欲しいと綴ってくれていた事を知り…
自分を忘れている妻とのやるせなかった日常が、手紙を読んでから心に変化が。
深い夫婦愛にジーンって。
演者サンお二人の演技も素敵だったなぁ

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ふと もし私もタイムリープが出来たなら…
どの過去へ行きたくなるかなぁ

優しかった祖母と叔母が他界してしまう前へ行き
感謝のメッセージをいっぱい綴った手紙を渡して
二人にギューってして戻って来たいかなぁ
(前期のNHK朝ドラ “ スカーレット ” 最終回のワンシーンみたいなギューをしたいなぁ
あ、この映画でそのギューされていた息子役・伊藤健太郎サンも爽やか好青年で出られてましたよ)

それか…
最近分からない事が多いと吐露して泣いたり怒ったりする認知機能低下気味の母との過去へかな

まだおおらかな笑顔で私を見守ってくれていた母に会いにいきたいなぁ…
そうしたら、母と他愛もない話をして
満面の笑顔でツーショット撮って戻って来たいな
(何せ珈琲が冷めるまでの短時間。出来る事も限られる〰。そこはテセウスの船と違うところ…)

結婚して実家を出てからは
子ども達と母との写真は沢山あるけど
母と私のツーショットってほぼゼロ…
なんで撮らなかったんだろう
あまりに近過ぎて
その存在の大切さに気付けずだったんだろうなぁ
馬鹿娘は最近漸くそれを実感しています
漠然と母は永遠 “ 母 ” だと思っていたからだよね…

今は… 私たち子世代が父母を見守る側

母が最近よく発する言葉
「お姉ちゃんごめんね、こんなお母さんで。でも、お姉ちゃんがいるから安心出来るの。最近いろんな事が分からなくなっちゃって…。お姉ちゃん達を産んでよかった。いつも会いに来てくれるから嬉しいの」と
まだ私を自分が生んだ長女(お姉ちゃん)だと覚えてくれている
弟の事はたまに知らない人になる…

母と会うとふっと心に浮かぶ言葉
ナンクルナイサー

あ〜なんか本当にタイムリープして
しっかり者だった頃の母に会いたくなってきた…

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明日から5月
緊急事態宣言は延長のようですね・・・