此方は『Cosmos Counselor(コスモス カウンセラー)』が不可思議な呟きをして行く時のblogです。
普段は全く仕事抜きのblogですが、この表記のblogの時は不可思議な丗界のお話です。
そう言ったお話しを望まない方は、此處でUターン爲さって下さい☆
♢ペタ復活致しました♢
ただし…ペタ返は、致しません事をご了承して戴きたく存じます。
續きです。
新しい部屋の前へ看護師さんと來た私は、何と無く…緊張していました。
私は、社交的に見える人見知りで…そして母親のいない狀況下で極力失禮な事をしない爲に、6人部屋でも努力して來ました。
然りとて、今度の部屋は12人部屋…その分人の目も増えます。
これは、この當時の私には緊張をMAXにするには狀況は充分過ぎました。
そして…ソレとは別に…何と無くナニカを感じてもいたのです……。
私は…看護師さんにどうしたの?と、言われても扉を開ける事が出來ません。
見兼ねた看護師さんが、扉に手を掛けたその時…
サーッ!と扉が開き、中には私より小さな女の子が立っていました。
女の子あーっ!今日から來る人?
女の子は、私を見上げながら私へ笑い掛けます。
看護師さんこら!Yちゃん!ベッドに戾って!
看護師さんはそう言うと、そのYちゃんをベッドに連れて行きつつ私へ入る樣に促します。
私はそっと部屋に入ると、前の部屋より廣くて…そして私より小さな子や大きいお姊さん…皆が何だかワイワイしている樣に見えました。
看護師さんは、私を入り口から3番目のベッドへと案内しました。
そして、私の右側(入り口より4番目)のベッドには未だ幼稚園くらいの女の子がベッドに座っていました。
Yちゃんその子はNちゃん!で4歲!…でアタシは5歲!それであなたは?…ねえ何歲?
私8歲…
*小學3年ですが誕生日前なので8歲でした*
Yちゃん8歲ならお姊ちゃんだね!だったら、學校行った事有る?…アタシさ~っ!學校上がる時までにはまた退院出來るって言われてるんだけどさ、學校って6歲からじゃん?來年には退院出來るんだよね?きっと!…でね…
Nちゃんバッカじゃないの?そんなの噓に決まってんじゃん!…先生私に『4歲に成ったら退院出來る』って言ったけどもう4歲なのに出來ないもん!
YちゃんNちゃんの先生は噓吐きかも知れないけど、アタシの先生は噓吐きじゃないもん!Nちゃん可哀想ねぇ~っ!っでさお姊ちゃんさ、學校って…
看護師さんそーこーまで!Yちゃん?そろそろ時閒でしょ?先生來るわよ?
Yちゃんげっ!…
Yちゃんは、そう言うと通路を挾んで私のベッド向かいの自分のベッドの緣に大人しく座り足をプラプラさせていました。
私はふと…Yちゃんの腰の邊りに茶色いビニール袋の樣な物を見付けました。
そして不思議そうにしていると、看護師さんが私へ話して來ました…。
看護師さん嗚呼…Yちゃんはね?普通に排便が出來ないの…赫ちゃんの時に手術してね?嗚呼やって溜まったら交換するのよ…今までに何度か手術してるんだけど…中々ね…
看護師さんは、そう言うと意味あり氣に私へ微笑みます。
私はそんな看護師さんを見て…これ以上は訊いてはいけないんだな…と想い話を終わらせました…。
そして、改めて私はNちゃんに向き合い…
はじめまして、Nちゃん?…私は○○…宜しくね?
私の壹番下の從妹に…何處となく似ている(とは言え當時、その從妹は未だ2歲なのですが…)Nちゃんに笑い掛けました。
Nちゃんは、少し恥ずかしそうに私を見て直ぐに看護師さんを見て笑います。
看護師さんなーにーNちゃん!さっきはあんなにお話してたのに(笑)…お姊ちゃんと話すの恥ずかしいの?(笑)
Nちゃんそんなんじゃない!…バカ!
そう言うとNちゃんは掛け蒲團を被りました。
私は何だか、それが可愛くてそっとNちゃんの蒲團を捲るとNちゃん、宜しくね?と言って手を差し出すと、Nちゃんは照れ臭そうに握手をしてくれました。
Yちゃんあーっ!Nちゃんばっかりズルい!アタシも握手~
Yちゃんは、そう言うと先生の檢診が終わったらしく…何時の閒にか近くに來て私の目の前にズイッ!と私へ紅葉の樣な小さな手を差し出します。
私は少し面喰らって、Yちゃんと握手をしました。
*NちゃんとYちゃんは、この後私の退院までずっと仲良くして行く事に成ります…そしてこの2人に私は夛くの事を學んで行く事とも成るのです…*
握手を終えるとYちゃんは、無言でNちゃんのベッドへ座り私へ少し早口で話し掛けて來ました!
その話とは…
Yちゃんに因ると、どうやらこの部屋にはオバケがいると言うのです。
夜…消燈した後に、子供の笑い聲が聞こえたり…部屋の通路をペタペタと歩く音が聞こえる…と言うのです。
でも、皆…姿は見た事はないと……。
看護師さんほら!まぁたその話?…もう止めなさいってば!
そんな話をしていると、看護師さんはそう大きな聲で言いい…私へ少し小聲で何でもないから氣にしないでね?と續けます。
するとNちゃんは半泣きでバカY!大嫌い!……また夜トイレ行けなく成っちゃう…と靑褪めている樣に感じます。
私はNちゃんの頭を撫でて大丈夫だよ?…じゃあ、お姊ちゃんが夜怖かったらトイレに壹緖に行こうか?と言うとNちゃんはコクリと頷き、看護師さんは良かったね~と笑っていました。
然りとて…私はそのオバケが氣になっていました。
この部屋の前に立った時に感じた…緊張とは別のナニカ…それをふと、想い出してもいたのです。
そして、それから數日經った或る日の夜…。
私はオバケが氣に成って眠れません。
そして私は想い切って心の中でいるなら出て來て!と、話し掛けました。
すると…
ゆらり…
ベッドを仕切っているカーテンが搖れます…私はその刹那…グッと身構えます……。
…ぇちゃん…お姊ちゃん…トイレ…
それは、半分ウトウトしているNちゃんの聲でした。
私はビックリしたぁ…と內心想いつつ、Nちゃんに付き添ってトイレへと向かいました…。
當時…Nちゃんは腎臓が惡く、赫ちゃんの時から入院しているとの事でした。
そして、尿は瓶に溜めて置かなければ成らないとの事で…その手際は良くて…未だ4歲なのにとても大人びている感じも有りました。
……トイレの前まで來ると、Nちゃんはピタリと足を止めます。
私どうしたの?Nちゃん?大丈…
其處まで言うと、ふとトイレの中の空氣が變わりました。
Nちゃんお姊ちゃん…何か…怖い…
Nちゃんは私の手をギュッと握ります…
私大丈夫!大丈夫だよ?お姊ちゃんが付いてるからね?…ほら!トイレ行こう?
私はNちゃんにそう言いながら、無意識に自分とNちゃんの周りに丸いバリアーの樣なシールドの樣なモノを張るイメージをしました。
そして、トイレの扉を開けると其處には……。
靑いパジャマを着た私と同じくらいの男の子がいました。
私は刹那Nちゃんの前に腕を出して、庇う形を取りました!
Nちゃんお姊ちゃん?
Nちゃんは不思議そうに私を見ています。
どうやら、運良くNちゃんには男の子が見えてませんでした。
私ううん(笑)…ほら其處…轉ばないでね?
NちゃんバカYじゃないんだから…
Nちゃんは、そんな事を言いながらトイレの個室へと向かいます。
*因みに…YちゃんとNちゃんは決して仲が惡い譯では無かったのですが、何かが有ると喧嘩してもいました*
私は改めて男の子へと意識を向けると私のベッドに行ってて?あの子(Nちゃん)を怖がらせないでね?と心の中で言うと、男の子はスッと姿を消しました。
その後、トイレからNちゃんと戾り…ベッドに座って私は男の子を待ちましたが…その夜は姿を見せる事は無く…何時の閒にか私は眠ってしまっていたのでした…。
翌日。
私は何時もの樣に、朝食を食べる爲に食堂へ向かいました。
6人部屋の時までは、食事はベッドで攝っていましたが…12人部屋に成ってからは、食堂に行って廊下に置いて有る何段にも成っているトレイ臺に、記されているネームプレートの下のトレイを取って、食堂へ運んで食べるのが每日と成っていました。
朝・晝・夕と時閒が決まっており…人數が夛い爲、何班かに別れていたのですが…運惡くNちゃんとYちゃんとは違う食事の班でも有りました。
そんな…食事にも慣れて來た頃でも有ったこの日、ちょっとしたハプニングが起こりました。
そのハプニングとは……。
續く。
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