私が何故、男としては最低な父親を今でも宇宙壹の父親と胸張って言えるか。
それは、父親との想い出が大きいと想います。

その中でも、今でも胸に響いている父親との會話。
それは、私が小2の時まで遡ります…

當時、父親は宮城縣に單身赴任していました。

毎晩の樣に、夜電話を掛けて來ては母親や私と長電話をしてから眠るのが日課の樣に成っていました。

お酒を呑んでは、淋しさを紛らわす樣に電話をして來ていたのでしょうね。

そんな或る晩の會話です。


私「ねえ!パパ、太陽は地球の周りを廻ってるよね!」

父『うん?…どうして○○(夲名)はそう想うんじゃ?』

私「だって、時間が經つと太陽は見える塲所が變わるでしょ?…太陽も月も星も地球の周りを廻ってるからだよ!」

父『そっか~(笑)…うん、○○がそう想うんならそうかも知れんな!…でもな?…もし、何時か○○がもっと大きく成って「違うかも知れない」って想って、今と違う答えが出る時が來てもソレはソレで良いんじゃよ!』

私「なんで?だって絶對にそうだよ!」

父『そっか!…じゃあ○○がそう想うならソレで良いんじゃよ!…でもな?それでももし、違うと想う時が來たとしたら…それはそれで良いんじゃよ(笑)』

私「う…ん…」

父『よし!○○はお利口さんじゃのう!』



その時の私には、良く觧らなかったですが今になって觧ります。
考えが時を經て變わっても、どちらの『自分』も大切にする事…

父親は、私にそう言いたかったのだろうと。




父親が他界してから、兄と話をする中…
兄は私に『父親』を、私から見た父親を聞いて來ました。

私は、先程の話や中2まで壹緒にお風呂に入っていた事、中3に成ったら父親が恥ずかしがって入ってくれなくなってちょっと…淋しかった事、そして决して頭ごなしには叱られなかった事などや…

時には、姉や兄の話を聽いたりしていた事を話しました。

兄は私に言いました。

兄「なんだそれ!(笑)俺や○○(姉)にはそんな事(遊んだり教えたり)壹切しなかった親父が、○○(私)にはそんな事を?…矢っ張り、年行って出來た子供は可愛いんだなぁ(笑)…意外過ぎる(爆)」

と苦笑されて、私は逆に姉や兄から父親を奪っていた樣で複雜でした。

その氣持ちを話すと…

兄「○○が申し譯ないと想う必要はないよ、親父がした事は親父の責任だし…俺逹は兄妹なんだから(笑)」

それは、兄の優しさだと想います。
夲當は、複雜だったと想います…


でも、そんな兄に感謝しています。



因みに甥っ子に、私は『叔母さん』とは呼ばせてません(笑)

甥っ子は、ちょっと古風なので何故か私を『姉樣』と呼びます。



最後に。
私の過去は變わりません…
私の未來は暗中模索です…

それでも、私は想います。
どんなに身勝手だと言われようとも、父親と母親…そして私もまた壹つの『家族』で有ったのだと。


それが私に執っては『眞實』なのです。







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