8月20日土曜日に父が他界しました。

哀しくて、悔しくて、虚しくて・・・

涙が溢れ出て止まらなかったり、

一点を見つめて無心状態になったり、

いつもの生活に戻っているのに、

私の心はついていかないしょぼん



父はリハビリのために入院していた。

動いていた右手足が急に動かなくなったから、

検査をしたら、頚椎症性脊髄症だった。



今の状態で施設に行くか、手術をしてリハビリを続け自宅に帰るか

考えることもなく、父は手術を選んだ。



高齢の父にはリスクが高かった。

「これが、最後だ」と言って固く決心した。



手術は無事に終わり、痛みもなく、経過はよかった。

でも、受け入れてくれるリハビリ病院がなかった。

父が行きたかった病院には、母が入院している。

どうしても行きたかったはずだ。



一件だけ受け入れてくれる病院があった。

父はあまり希望してなかったが、リハビリができるし、

家にも近かった。

でも、転院してたった一日で嘔吐して急変してしまった。



手術をした市の病院へ転送してICUに入った。

少しずつ良くなっていると思っていたのに、

一般病棟に移ってから、思うようにはいかなかった。



やっと、ご飯が食べれたと思ったら誤嚥性肺炎になり、

食事もとれなくなってしまった。

膵炎のため、胸水腹水と手足も物凄い浮腫みだ。



酸素状態も悪く、呼吸が苦しい。言葉数も減っていく。

記憶力も低下して、昨日のことが覚えていない。



私の家族、孫二人ともそれぞれ話をした。

兄の家族も県外から来て久しぶりに孫に会い涙した。



亡くなる二日前には、私と孫に大きな声で振り絞って、

「ありがとう」と言ってくれた。孫とハイタッチしていた。

私は、まさか次の日に亡くなるなんて思わないから・・・



私の方が「ありがとう、そして、ごめんなさい」

そう伝えなきゃいけなかったのに・・・



最後に、甘いものが好きな父に蜂蜜を舐めさせてあげた。

小さなか細い声で「あ・ま・い」と言った。



お父さん、ありがとう。大好きだった。

もっと、優しく接してあげればよかった。

ずっと、傍にいてあげればよかった。



ありがとう、感謝の気持ちを大切に生きていくよ。

心から、ありがとうドキドキ