外来のリハビリに行った時のこと・・・
病院に着く前に雨が降ってきた
小雨くらいなら駐車場に停めて息子にカッパを着せて行くのだが・・・
「あ~、カッパ忘れちゃったよ~」
「じゃぁ、正面玄関に着けて」と息子が言った。
父親が連れて行くときは晴れた日でも正面玄関に降ろして息子を置いていく。
案内係の人がいるからロビーの待合室まで連れて行ってくれるのだが
私は心配だからどしゃ降りでない限りは置き去りにはしない。
二度くらい案内係の人に頼んで脳外科外来の前まで連れて行ってもらった。
馴染のあるところだと安心かなと思って・・・
でも、今回は時間も過ぎていて遅刻
「リハビリ室まで連れて行ってもらおうか」と息子に言ったら・・・
「いや、ひとりで行く」と言うではないか
案内係の人に「エレベーターまでお願いします」「四階を押して下さい」
無事に着いていますようにと願いながら車を駐車場に置いて受付を済ませ走って行った。
エレベーターを待っている間、挟まって出られなくなってないかとか心配になった
でも、エレベーターは動いている。だから、無事に行けたんだと思った。
リハビリ室に着いたらもう息子はST室の中に入って訓練をしていた。ホットした。
リハビリが終わり息子に会った途端、「もう、六階まで行ってしまった」と言う
四階で降りようと思ったけど四階に着かなかったと言う。
ボタンはちゃんと自分で押したが四階が開いても分からなかったのだろう
「先生たちがいっぱい乗って来て六階で降りて行った」と・・・
そう、六階は医局だから先生たちしかいないよね
六階が一番上でエレベーターにずっと乗っていたから、中に乗っていた人が
「どこに行くんですか?」と聞いて来たらしい。
そして、息子を四階まで連れて行ってくれたようだ。
もし、誰も気づいてくれなかったらどうなっていたんだろう・・・
やっぱり、まだひとり行動は無理なのだろうか
何年も通った見慣れた病院総合病院で大きいから迷うのは確かだが・・・
エレベーターに乗せてもらって目的地に行くというだけだけど、
前がふさがっていてどうしていいのか分からなくなったのかなぁ~
「大きな声で、降りますと言いなさい」と私も父親も言ったけど、
「恥ずかしくて言えんかった」だって
でも、少しずつひとり行動も必要だと感じた。いつまでも子どもじゃないんだから・・・
これも、高次脳機能障害がなければひとりで行けたんだと思う。
子どもの初めてのおつかいじゃないけど、尾行して試していこうかなっ