頭とか意識のアップデートのことである。
先日70代の知人女性の旦那さんの話をしていて、その旦那さんが
昭和の旧式おやじだな~と思った。
いや、昭和の旧式おやじがみんな同じなわけでも悪いわけでも
ないが、どうやら団塊世代か、そのちょっと下くらいの年代の特徴
を色濃く備えたおやじだと思った。
まず、男性の妻・娘は働いていて自分はリタイアして家にいるのに、
家事は女の仕事だと思っている。
そして、男性自身の高齢母親の面倒を妻や娘がみてくれても
感謝も恐縮もしない、当たり前だと思っている様子。
そしてそして決定打なのは、人のいうことは聞かないこと。
自分に周りが合わせないと怒鳴ったり、時に体を震わせたり
するそうだ。
いやいや、当時な、よほどなにか事情がない限り、年頃に
なると近所や親せきが縁談を世話してくれて、お互いそれほど
吟味することなくなんとなく結婚できて、なんとなく離婚
せずに結婚生活を継続できた時代だ。
今はお互い選んで結婚する時代だから、若い女性なんか、
大声を出す男性なんかお断り!という人が多いだろう。仮に
結婚はしたとしても昔よりも離婚のハードルが低いわけだし。
で、そんな時代の変化を知ってか知らずか(知らないだ
ろうな~きっと)自分の昭和スタイルをアップデートしなきゃ、
とは思ってない。
でで、さらにやっかい(?)なのは、その知人女性が大声を
出したり自分の意が通らないと不機嫌になったりする夫を
許容してしまっている点だ。
「友達の旦那さんもどなるって」と怒鳴る夫を当たり前の
ように思って許容してしまっている。
よくいう「自分は周り5人の平均のアタマ」という話だ。
周りの旦那さんたちも怒鳴るのだ、自分の夫も気に入らない
ことがあれば怒鳴るのが普通、という感覚らしい。
自分や子どもが不快に思うことくらいは我慢しなくちゃなら
ないということなのかもしれない。
いやいや、今は昭和でも平成でもなく令和なのだ。男だから
と言って女性や子どもに怒鳴っていい時代じゃない。
だけど、怒鳴られる方の女性たちの方が頭アップデートされ
ないで、それが当たり前だと思ってしまっているので、
昭和のおやじのアタマがアップデートされないのは仕方が
ないのかもしれない。
だって、昭和のおやじたち、自分の気分のままに怒鳴ったり
だんまりを決め込んだりして我慢せずに感情を出した方が
楽だろうから。
正直、専業主婦が当たり前の時代、経済力のない奥さんたちが
夫に離婚されて路頭に迷う時代の感覚の名残なのだろう。
が、
時代は変わって、妻の権利は大きく、旦那さんが得た収入でも
結婚期間は妻に半々の権利がある、とアタマをアップデート
しようぜ!