緑内障診断から10年が経過。その間に左眼は中期から末期に、右眼は初期から中期に進行しました。
左眼の視野欠損は右眼の5倍のスピードで拡大していますが、ステロイドと免疫抑制剤を服用していることによる感染リスクなどにより(詳細は下記おさらいに記載)、トラベクレクトミーなどの緑内障手術は受けていません。
4剤の点眼薬だけが頼りの綱でありながら、様々な眼疾患も追い打ちをかけるように発症して、緑内障治療はすっかり袋小路に入り込んでしまいました。
日増しに見づらくなるなか重症筋無力症(MG)による脱力・筋力低下も進行しており、QOLの低下は止まる兆しが見えません。
眼症状が加わるたび、脱力・筋力低下が進行するたびに、当初はその変化に驚くばかりでしたが、その時々の状態に合わせて生活すれば良いことに気付いてからは、さほどストレスを感じなくなりました。
鈍感力が増したのかもしれません・・・
この記事は緑内障など眼疾患の進行状況と治療過程を記録する目的で綴っています。悠長で拙い内容ですが、ご同病の方などのご参考になれば幸いです。
⬇️こちらはMG治療の最新記事です。
緑内障診断からのおさらい
経緯
2015年10月 人間ドックで緑内障疑いの指摘
2015年12月 初診時に緑内障の診断
※左眼:中期、右眼:初期
※ラタノプロストの処方(両眼)
2016年 1月 ドライアイの診断(両眼)
※ジクアスの処方(両眼)
2016年 1月 白内障の診断(両眼)
2017年 2月 ドライアイ等の検査項目の一部
が陽性ながら検査を中断して、
その後放置したため診断がシェ
ーグレン症候群疑いのまま
2017年 6月 左眼の欠損拡大により左眼のみ
点眼薬追加(1剤⇒2剤)
※ラタノプロスト+エイゾプト
の計2剤処方
2019年 6月 左眼の欠損拡大により左眼のみ 点眼薬追加(2剤⇒3剤)
※ラタノプロスト+アゾルガ(配
合剤)の計3剤処方
2020年 3月 後部硝子体剥離(左眼)
2021年 1月 後部硝子体剥離(右眼)
2021年 7月 変視症を自覚(両眼)
2021年 9月 左眼の眼圧低下を目的にSLT(選
択的レーザー線維柱帯形成術)
を受ける
2022年 3月 白内障手術の前に24時間眼圧
検査を受けると日中は15前後
でありながら夜間には20を超
ることが判明
2022年 3月 SLT後も眼圧が下がらず、眼圧
低下を期待しつつ白内障手術を
受ける(両眼)
※眼圧低下を検証するため緑内
障点眼薬を中断
2022年 4月 白内障手術後も眼圧が下がらず
両眼の点眼薬復活(2剤)
※アゾルガ(配合剤)の処方
2022年 4月 左眼が中期から末期へ、右眼が
初期から中期に診断変更
2022年 7月 白内障手術後も眼圧が下がらず
両眼の点眼薬追加(2剤⇒3剤)
※アゾルガ(配合剤)+ラタノプロ
ストの処方
2022年11月 両眼の変視症は網膜変性症が
原因との診断
2023年11月 白内障手術後も眼圧が下がらず
両眼の点眼薬追加(3剤⇒4剤)
※アイラミド (配合剤)+ラタチ
モ (配合剤)の処方
2024年 9月 右眼に網膜裂孔が生じレーザー
治療(網膜光凝固術)を受ける
2025年 1月 右眼の後発白内障悪化に伴いレ
ーザー治療を受ける
2025年 2月 右眼の変視症は網膜変性症に加
え、網膜前膜も原因と診断され
る(左眼は網膜変性症のみ)
※網膜前膜は視力低下が進めば
硝子体手術を受ける予定
2025年春頃 ドライアイがほぼ改善
2025年11月 大視症の診断(右眼)
2025年12月 左眼の網膜前膜、右眼の網膜円
弧の診断
補足説明
①眼疾患の変遷
・緑内障(両眼) ⇒ 視野欠損拡大中
・両眼複視 ⇒ 重症筋無力症として治療中
・ドライアイ(両眼) ⇒ 点眼治療中
・白内障(両眼) ⇒ 手術にて完治
・網膜変性症(両眼) ⇒ 経過観察中
・網膜裂孔(右眼) ⇒ レーザー治療にて完治
・網膜前膜(両眼) ⇒ 経過観察中
・網膜円弧(右眼) ⇒ 経過観察中
※網膜裂孔と網膜前膜は硝子体剥離が原因
②視野欠損の拡大が止まらない
・初診時からの6年で左眼は中期から末期へ、
右眼は初期から中期へ進行
・左眼は時計回りに欠損が拡大し続け、いず
れは周辺視野の全てが欠損となる模様で、
更に周辺視野の鼻側と下側から中心視野に
視野欠損が侵入中
・右眼の欠損は左眼に比べてゆっくりと拡大
しており、未だ周辺視野の上部に留まるな
か周辺視野の鼻側から中心視野に進入中
・両眼とも緑内障の進行とともに光への感度
が落ちて薄暗い所での見辛さが増している
(夜盲)
③眼圧が下がらない
・点眼薬を増やしても、SLT(選択的レーザー
線維柱帯形成術)を受けても、白内障手術を
受けても両眼の眼圧が14〜15と変わらず
・24時間眼圧検査では夜間の眼圧が20を超え
ていためもう少し下げたいところ
・しかしながら様々なリスク(以下の④参照)
からトラベクレクトミー等の手術を受けら
れず治療にも手詰まり感あり(個人的感想)
④緑内障手術を受けられない理由
・重症筋無力症治療薬のステロイドと免疫抑
制剤の服用に伴う感染リスクと、手術時の
ストレスに伴う網膜変性症悪化リスクから
緑内障手術のみならず硝子体手術 (網膜前
膜除去手術) および斜視手術を受けられな
い状況
⑤変視症の原因(両眼)
後部ブドウ種+網膜変性症+網膜前膜
(ご参考)シェーグレン症候群検査の状況
・眼科にてドライアイの診断
※シルマー試験(涙の排出量) : 陽性
※蛍光色素試験(角膜等の乾燥度) : 陽性
・耳鼻咽喉科にてドライマウスの診断
※ガムテスト(唾液の排出量) : 陽性
・耳鼻咽喉科での他の検査
※抗体検査 : 陰性
※唾液線シンチグラフィー検査 : 陰性
※唾液線造影検査 : 不明
・検査途中に迷走神経反射のため気分を害し
検査を中断したため診断は疑いのまま
・2024年の春頃からドライアイが改善
受診記録
先日、8週間振りに受診しました。「前回受診日からの症状変化」からお伝えしたいと思います。
前回受診日からの症状変化
様々な眼症状で悩まされていました
両眼複視・・・両眼で見るとダブる(変動あり)
単眼視・・・・片眼に抑制が掛かること
単眼複視・・・単眼のみでダブる(変動なし)
視野欠損・・・視界がまだら模様に欠ける
霞視・・・・・霞んで見える
夜盲・・・・・薄暗い所ではよく見えない
歪視・・・・・歪んで見える
大視・・・・・左右それぞれの眼で見た文字の
大きさが異なる(右眼では左眼の
1.5〜1.6倍程度の大きさで見える)
羞明・・・・・眩しいこと(特にLED光源が苦手)
羞明は根本原因が改善された訳ではありませんが、遮光眼鏡により症状が緩和されました。
重症筋無力症(MG)由来の両眼複視が消えたのは、眼位のズレが拡大したまま固定化し、その結果、片眼に抑制が掛かり単眼視になったためで、こちらも根本原因が改善された訳ではありません。
眼位のズレが拡大
⬇️
眼位のズレが固定化
⬇️
片眼に抑制が掛かる
⬇️
抑制が掛からなかった方の目で見る(単眼視)
⬇️
両眼複視が消える
単眼視になれば両眼複視のグチャグチャな視界から開放されるためストレスは軽減されますが、両眼複視の時と同様に距離感は掴めず、相変わらず人にぶつかったり段差を踏み外したりしています。
大抵は視野の上部の4割ほどが欠けている緑内障中期の右眼の単眼視です。
ただ、稀に7〜8割ほど欠けている緑内障末期の左眼の単眼視になることがあり、一気に視野が狭くなるのに加えMGの脱力・筋力低下により急に止まったり方向転換も出来ないため、その時ばかりは人混みは恐怖の対象でしかなくなります。
視野欠損があるなかでの単眼視であったり、時には両眼複視であったりして常に見づらさを抱えているため、緑内障主治医からは👩⚕️『白杖を持った方が良い』と言われ続けています。
大視の進行は、スマホ画面を見ている時に、左右で見る文字の大きさが明らかに異なっていることで気付きました。
従来は右眼で見る文字の大きさは左眼の1.3倍程度でしたが、今では1.5倍以上にもなります。
大視は網膜前膜(黄斑上膜)により引き起こされる症状で、10年スパンでゆっくり進行すると主治医から言われており、本当に進行したのであれば少しばかり早いような気がします。
あくまで感覚によるものでしかなく、錯覚、思い込みということで一旦整理しておきます。
検査室にて
オートレフラクトメータによる角膜屈折度検査
最近の症状変化を視能訓練士さんに伝えてから検査に入ります。
今回もご多分に漏れずに眼瞼下垂(MGの症状の一つ)が出ているため、視能訓練士さんに上瞼を上げていただきながらの検査です。
検査結果(屈折度)は確認したことがありませんが、いつもこの検査で回旋斜視(これもMG症状の一つ)のセルフチェックをしています。
視力検査(2022年4月の白内障手術後の変化)
(左眼)
0.08⇒0.10⇒0.08⇒0.08⇒0.08⇒0.08⇒0.08⇒
0.08⇒0.05⇒0.05⇒0.08⇒0.08⇒0.08⇒0.08⇒
0.08⇒0.08⇒0.10⇒0.08⇒0.08⇒0.15⇒0.15⇒
0.15⇒0.08⇒0.10⇒0.05⇒0.06
(右眼)
0.12⇒0.15⇒0.20⇒0.15⇒0.12⇒0.10⇒0.10⇒
0.08⇒0.08⇒0.08⇒0.08⇒0.10⇒0.10⇒0.08⇒
0.04⇒0.08⇒0.15⇒0.06⇒0.10⇒0.10⇒0.10⇒
0.20⇒0.15⇒0.15⇒0.10⇒0.10
矯正視力の推移(右端が今回)
(左眼)
1.2⇒1.2⇒1.5⇒1.5⇒1.2⇒1.2⇒1.2⇒1.0⇒1.2⇒
1.2⇒1.0⇒1.2⇒1.2⇒1.2⇒1.2⇒0.8⇒1.2⇒1.0⇒
1.2⇒1.2⇒1.2⇒1.2⇒1.2⇒1.2 ⇒0.8⇒1.2
(右眼)
1.2⇒1.2⇒1.5⇒1.5⇒1.2⇒1.2⇒1.2⇒0.9⇒0.8⇒
0.8⇒1.0⇒1.0⇒1.0⇒1.2⇒0.8⇒1.2⇒1.2⇒0.5⇒
0.8⇒1.2⇒1.2⇒1.2⇒1.2⇒1.2⇒1.2⇒1.2
左眼の裸眼視力は0.06、矯正視力は1.2と、前回より若干改善しました。
誤差の範囲かもしれませんが・・・
診察室にて
角膜と眼底のチェックの後、アプラネーショントノメータ(接触式眼圧計)で眼圧測定を受けます。
2022年4月からの眼圧の推移 (右端が今回)
左眼 : 15⇒14⇒14⇒13⇒14⇒15⇒14⇒14⇒14⇒
13⇒13⇒15⇒16⇒15⇒14⇒14⇒15⇒15⇒15⇒
15⇒15⇒13⇒16⇒14⇒14
右眼 : 14⇒14⇒14⇒14⇒14⇒14⇒14⇒14⇒14⇒
12⇒13⇒16⇒15⇒16⇒14⇒14⇒14⇒15⇒14⇒
14⇒14⇒14⇒15⇒13⇒13
👩⚕️『眼圧は前回と同じ左14右13で良好です。ただ、左眼の角膜に少し傷があります。自覚症状はありましたか。』と、主治医。
🐻「両眼の角膜がヒリヒリしたり、塩味を感じないという味覚障害がたまに発生していました。シェーグレン症候群(疑い)の再燃かと気になってはいましたが、いつの間にかそれらの症状は消えました。」と答えると、
👩⚕️『そうですね。シェーグレン症候群の疑いは晴れていませんでしたよね。取りあえず左眼の角膜に傷が残っているため、当面はジクアスを規定通りに1日6回点眼してください。』
👩⚕️『ところで遮光眼鏡の調子はどうですか。』と、眼鏡を覗き込むように問いかける主治医。
🐻「試行錯誤の結果、薄い青紫色の遮光レンズにしました。夜の街灯や車のヘッドライトの眩しさが若干緩和しました。」と答えると、
👩⚕️『良かったですね。夜間だけでなく日中も眩しさが緩和すると思います。』と安堵する主治医。
⬇️遮光眼鏡です。白内障手術の時に手元距離に焦点を合わせた眼内レンズを入れたため、スマホなどを見る時にいちいち眼鏡を外さなくても良いよう跳ね上げ式にしました。

👩⚕️『眼圧が落ち着いているため点眼薬はラタチモとアイラミドのままとします。次回(2ヵ月後)は視野検査をします。網膜前膜の状態も確認したいと思います。では、お大事に。』と、主治医。
検査と聞いて👩⚕️『網膜円弧を発見した眼科クリニックに比べて当医院のOCTの守備範囲は狭く、今まで網膜円弧が写ったことはない。』と主治医が言っていたのを思い出し、🐻「OCT検査で映ればいいな」とぼんやり考えながら診察室を後にしました。
何時ものことではありますが備忘録として残しているため今回も悠長な内容になってしまいました。
最後までお読みいただきまして有難うございます。では、皆様もどうぞご自愛ください。











