そか。そか。そかも・・・なら猫小説どや?

 

小説「哲学猫麻耶の哄笑」

 

 

私の名前は摩耶。

 

有難いお釈迦様の奥さまの名前から頂いた。そう、あいつはいっている。あいつのいうことだから当てにはならないが、まあ猫にとっては名前などどうでもいいのである。

 

私は気位が高い。同類からはそう指摘される。自分でもそう自覚している。おっとりした長毛種のヒマラヤンと、行動的な短毛種アメリカン・ショートヘアとの混血児だからだろう。

 

優雅にして俊敏なのだ。あいつには真似出来ない。

 

あいつは人間の中でも劣等種に属する。顔にそう書いてある。

 

反対に、私は高貴でかつ美形である。あいつもそういう。あいつにしてみれば、純粋日本種の三毛なんかよりよほど私の方が有り難いだろう。しかし外国では日本種の三毛の方が人気がある。

 

人間の好みなんかいい加減なものだ。

 

 

あいつには抜きがたい洋もの崇拝がある。日本人だから致し方ない。明治以降、女などは洋装し、たまに和装する。胴長だから洋装は似合わない。しかし誰もそのことをいわない。おいらがあいつのカミさんにいったことがある。案の定不機嫌になった。そのストレスもあって病気になり、女としては若い65歳で死んだ。いらいあいつは益々洋物崇拝になった。

 

そこにうまく利用してわたしは安楽に生きた。三毛だったら、残り飯に、みそ汁のぶっかけぐらいしか食わせて貰えないだろうが、洋ものだから、高目の金猫缶などふんだんに食わせてもらった。 おかげで高脂血症になった。腎臓病にもなった。メタボである。

 

でも、あいつにいわせれば、洋ものは毛並みが大事なのだそうだ。 そんなもんかね。どうせ呆け掛かったあいつのいうことだから、信用なんかしていないが、大事にされたことは事実だ。感謝している。

 

 ド、だね。夏目漱石もびっくりやろ。

 
 今日は、猫記念に、youtubeに猫動画あげた。みる?