妻が死んで20年経った。私は87歳になった。生きていたら妻は82歳だ。どんなお婆ちゃんになっただろう。
最近は孫も来なくなった。いそがしいのだろう。30歳になった。たぶん彼氏はいるだろう。来ないのは忙しいから。ちがうよ。コロナを運びたくないのだよ。やさしいな。
古い日記帳を見つけた。妻のことが書いてあった。ああそうか。貧乏で妻がスナックにバイトしたころだ。なつかしい。
妻は転居を嫌がった。仕事への未練もあっただろう。折角できた客との繋がりもある。貧乏から脱出できる。子供に洋服買ってあげられる。おしいものも食べられる。せっかく慣れた仕事だ。もう少しこの仕事を続けたい。そんな感じかな。
50年前の日記だ。
夢をみて。多くは叶わない。金持ちはプライベートジエットとでカニを喰いに行く。貧乏人はその絵を見る。youtubeで。騙されたのだな。一億貢ぐなんて。何とか教会に。こわいね。この世は。
あと何年?まってなよ。行くから。そっちに。
