出会い

はぁ…あれから何時間だったかな…


｢ねぇ揚羽あそこにいるのが、ここのNo.１だよ｣

出会い

…


なんなのこの彰て奴


｢えっ…と…、あたしだだみきについて来ただけだから…｣

はぁホストてなんなの…キモい…嫌…まだ来て30分くらいかぁ



帰りたい…みきは…



｢昌ちゃん面白い｣
｢いやいや、みきちゃんも｣




(たっ楽しそう…てか、とりあえず彰くんじゃない人がいいな…はぁ)


｢失礼します｣

(今度は誰？)


｢はじめまして、憲伸です｣
｢なんか、暇そうだねオレと話しよはい、これオレの名刺｣

(…かるいチャラ男だあたしの横に来るホスト変なのばっかりま、彰くんよりましか…)

｢あ、どうも｣

あたしは名刺をもらってブランデーの水割りを一口
(…濃い)


みきが

｢揚羽大丈夫？｣

｢平気。平気。｣

昌治くんがさりげなくグラスにアイスと水で薄めてくれた…

｢ははは揚羽ちゃんには濃かったかなこれで多分飲めるよ｣


…てか、あたしお酒そんな飲めないし帰りたい…

｢揚羽はあんまり飲めないんだから、お酒薄目のにしてよね｣

みきが憲伸と彰くんに伝えて、また昌治くんと仲良く話だした。


あたしはお酒より何より…帰りたい気づけよバカみき

ま、みきのおごりだしあたしは金欠だし


みきが昌治くんと楽しそうだし…我慢しよ。


でも…暇 憲伸は1人で話してるしあたしはただ相づちだけ

出会い

…ホストってなんか別世界だなぁ…


あたしは1人ぼーっとしながら考えてた…


｢はっ はじめまして｣


…誰？横を見ると…
｢僕、彰です｣

……新人かな…スッゴいカミカミなんだけど


彰と言うよりのび太くんみたいなｶﾝｼﾞホストもいろいろだなぁ…

｢揚羽、この人だよ｣
…
｢みき、何が？｣

みき何がこの人なんだろう

｢だからこの人がかっこいい人だよ｣

なぬ？いやいや…かっこいいかどう見てものび太じゃん

｢揚羽にどうかなと思って…｣

…無理
｢揚羽、彰くん取ると、かっこいいんだよ｣

…んな…わけ…あるか少女漫画じゃないんだから

あたしは心で叫んだ

みきが小声であたしに彰くんの話をしていると…

彰くんが
｢…あっ あの…お名前はどういったｶﾝｼﾞで…｣

領収書の宛名聞く店員かキモい…教えない

あたしは
｢…さぁなんでしょうね｣

また、みきが小声で
｢揚羽意地悪しないで教えあげなよ｣


｢…｣

あたしの顔を見てみきが
｢この子、揚羽ていうの彰くん覚えてね｣


うっ必殺スマイル

あ名前知られた

｢はい揚羽さんかぁかわいい名前ですね｣
｢僕、揚羽て名前に結構縁があるんです｣

…揚羽なんて名前そんなにいるわけない…キャバ嬢なら源氏名で聞く名前だけど…

こいつ、あたしの名前から仲良くなろうとか考えてるな

｢これもなんかの縁なのでぼ僕を指名…嫌、僕の童貞貰って下さい｣


え