今日は以前から頼まれていました除湿機の試験を行いました。

結果は分かっていたし説明しても分かってもらえなく実機での試験を行ない理解してもらいました。

どんな、除湿機かと言うと日立のデシカント式の除湿機です。


これを分解して除湿された水のタンクを外してダミーセンサーを取付け動かせるようにしました。
また、組み立てたら使えるようになるべく慎重に作業を行い傷も付けないようにしました。
そして、除湿された風をダクトで引っ張り出しペルチェで冷やして熱交換できるようにして、ダクトで戻すというあり得ない実験を行い大敗しました。元々除湿機の能力がありすぎるのでペルチェでは冷やしきれないと分かっていましたが依頼主がどうしても実機でやりたいと聞かないものでやりました。


かわいそうな除湿機
元に戻せるかな(・_・;)
ペルチェは水冷式のCPUクーラーで冷やして部屋温度25℃位なら−15℃位までは落とせるけど除湿機の出口温度と風量には負けてしまいます。
よって、戻しの温度差は5℃位になり全く熱交換が出来ません。分かっていたけどやって欲しかったらしいので玉砕覚悟でした。
熱交換には最低でも15℃の温度差が必要だからかなり冷やせないと駄目なんだよね。
こんな事やっているのを見たらメーカーもビックリだよね。
明日は僕が考えた除湿機を作ります。まだ、どこからも出ていない方式なので楽しみです。