内容はリッチなんだけど
これはないなぁ～、と思う言動にドン引きさせられます。
でも、そのＹさんの屈折具合が、
逆に私の
『なんとかしてあげたい』スイッチを刺激しちゃうと言うか･･･
寿司屋のカウンター。
大将の応対の雰囲気で、行きつけなんだな～というのが分かる感じ。
でも、その大将が目配せしたの
『Ｙさん。やりますね、次はその女性ですか？』みたいな、男性特有の、値踏みするような目線。
一瞬だったけど、
そういうのって分かるじゃない。
ふ～ん。Ｙさん、いつもここに女性連れてきてるんだろうなぁ～。
と、同時に、私の感想は
うっわぁ～、値段高いだけで二流だこの店。
(同伴女性にそんな感想を一瞬で抱かせるなんて、接客業としては二流以下ですよね)
こんな店、行きつけにしてるんだ。
お金、もったいない使い方してるなぁ～
もっと良いお金の使い方すればいいのに･･･
(↑こういうとこが、Ｙさんに引きつつも、なんとかしてあげたいと思っちゃうポイントのひとつ)
なんだかなぁ～と思いながら注文。
好きなもの頼んで、とＹさんはニコニコ。
Ｙさんは、飲むと食べないタイプみたいで、ビール飲みながらニコニコ。
私が、美味しい！っと、食べてくれるのが嬉しいタイプみたいです。
ミキは寿司屋に行くと、最初は刺身で一杯やりたいタイプです。
だいたい、オススメの白身何かつまみで下さい。って注文の仕方をします。
そしたらＹさんがね、得意げに、『大将大将、こないだの鮃作ってやってよ、あのアサツキ巻くやつ』って注文してくれたの。
あ。
いま、鮃は時期じゃないかも･･･
案の定、大将が
『あ～、いまの時期は鮃はないっすよ、白身ならスズキどうですか？』
事実なんだけど、その言い方とか、微妙なニュアンスがなんか、Ｙさん。馬鹿にされてる気がする。
なんだかなぁ～
寿司屋のカウンターで通ぶってるだけなら、スノッブで下品な成金って感じなんだけど、
高いお金払って、お店にカモ扱いされてるのに、ニコニコして、私にご馳走してくれようとするところとかが、
う～～ん。惜しい！
下品なんだけど、逆にかわいいというか･･･かわいそうというか････
(↑こういうとこも、『なんとかしてあげたい』スイッチのポイント)
鱸は美味しかった。
ツブはイマイチかな～
雲丹は塩水雲丹じゃないからちょっとミョウバン臭い。
毛蟹はまぁまぁ。
つまみとビールでお腹いっぱいだよ～
中トロ、車海老なんかを数貫握ってもらって〆
はい。
ここでまた、スノッブＹさんが
〆に『トロたく』注文しちゃいました～～
トロたくって･･･
バブルかよっ(^.^;
え～･･･、
若い子は知らないかもしれないけど、
『トロたく』って、
バブルの頃、銀座あたりで流行った〆の一品です。
鮪のトロと刻んだたくわんを、海苔巻きにしたもので、ねっとりしたトロの脂のなかに、塩っ気のあるたくわんの歯ごたえが、まぁまぁ美味しいのと、
すごい高級な物を、あえて、たくわんなんかと混ぜちゃう、みたいな、スノッブの極みみたいな一品です。
ある意味、Ｙさんらしいセレクトです。
純粋に〆にするなら、梅じそ巻きとか、涙巻きの方がさっぱりして美味しいと思います。
閑話休題。
そんな、美味しいけどいろんな意味で胸焼けしそうな寿司屋デート。
極めつけはお会計。
わざとらしくＹさんアメックスのブラックカード見せつけて、
かつ。
お会計金額も
私にあえて、見せる、
みたいな･･･
58000円だったから、だから何？
あのくらい飲み食いしたら、昼だってそのくらいなるでしょうに。
まぁ、正直、38000くらいかと思ったから、無駄に高い店だなぁ～とは思ったけど。
この、
こんなに、俺ご馳走してあげたんだよアピール。
なんだかなぁ～
高かろうが安かろうがランチはランチ。
『ご馳走様でした(*^-^*)』
わざとらしいほど笑顔でお礼申し上げました。
せっかく見た目良いし、お金持ちなんだから、もうちょっとスマートに振る舞えば、すぐに恋人できて、結婚できそうなもんなのに、
あえて、変な自分を演じて、それでも自分を好きになってくれる人を探す。
みたいな、壮大な作戦なのか？
そんなことも疑いたくなるくらい、
Ｙさんの言動、微妙でした。
くぅ～！惜しいなぁ～
