先週の NHK 杯を観て、今シーズンはコロナの影響でグランプリ・シリーズの中止も多く「秋冬シーズンのお楽しみが減ってたんだなー」と実感しました。現在なにわ男子や Da-iCE にハマッてて、チェックするものが多いから気づいてなかったけど。毎年10 月 に入ると、毎週グランプリ・シリーズを観ることができて、海外の有力選手と日本選手がどこまで戦えるか観るのを楽しみにしてましたから。そう、私はフィギュア・スケートが好きなんです。生で観た機会が少ないので、ファンを公言できるほどではないですけど(フィギュア・スケートには海外まで追っかけする熱心なファンがいるので、私のようなお茶の間派はファンとは言えないw)。
私がフィギュア・スケートというものを意識したのは札幌オリンピックのジャネット・リンが最初でした(年代がバレバレ😁)。ジャネット・リン選手の演技はしなやかで華麗で、彼女のキュートなルックスも相俟って“銀盤の妖精”の異名を取りました。当時の採点方法は、技術点と芸術点に分かれ、6点満点で、各国のジャッジが出した点数の最高と最低をカットした平均点を出すというものでした。ジャネット・リン選手はスピンで失敗して尻餅をついたのに、日本の審判は芸術点で6点満点を出したんですよw。もちろんその点数はカットされた訳ですが😁。でもその気持ちもわかるほど、尻餅をついて驚いているジャネットの姿もとってもチャーミングでした。
ジャネット・リン選手は可愛かったけど、フェミニンというのではなく、ショート・カットで、“銀盤の妖精”のニックネームの通り、ピーター・パンのようなやや中性的な魅力でした。つまりこの世のものではない😁!
ジャネット・リン選手のフリーは抜群に美しかったけど、コンパルソリー(スケートで氷上に描いた形の正確性を競う)が苦手だったので銅メダルでした。コンパルソリーが得意で金メダルを獲った女子選手は、見た目がオバさんで、演技は腕が棒のようだったので😁、それ以後フィギュア・スケートの競技でコンパルソリーは廃止になったんですよね。
しかし当時は「女子で 2 回転跳ぶなんてすご~い」なんて言ってたんですから、フィギュアの技術の進歩は目覚ましいですよね。今や女子選手でも 4 回転を跳ぶ時代ですから。
次に私がフィギュアに入れ込むきっかけになったのは、やはり浅田真央選手です。15 歳の「くるみ割り人形」は未熟な点も含め、とても可憐で、彼女にしか表現できないものだったと思います。
彼女がこだわったトリプル・アクセルの先駆者は伊藤みどり選手ですが、伊藤選手のトリプル・アクセルは今見てもすごい完成度ですね。ジャンプの高さがハンパなく、空中で完全に回り切ってスタッと降りてきています。彼女は練習すれば 4 回転も習得できたんじゃないかな。でも当時は男子も 4 回転なんて跳んでなかったし、そういう発想がなかった時代でしたよね。
浅田真央選手に話を戻すと、真央ちゃんを語る上で避けて通れないのがキム・ヨナ選手でしょう。実は私はキム・ヨナ選手の演技も好きで、バンクーバーの二人の頂上決戦は、オリンピック史にも残る名勝負だったと思います。キム・ヨナの「007」 は、構成も衣裳も彼女にしか出せない色を出した名プログラムだったし、真央ちゃんの「鐘」も素晴らしかった。ただ十代の真央ちゃんにはもっと軽やかで華やかなプログラムでも良かったかな?とも思ったんですよね。バンクーバー・オリンピックでカナダ人のコーチに付いて「007 」を演じたキム・ヨナ陣営の作戦勝ちだったとも言えますね。「鐘」の重厚さはソチに取っておいても良かったかもな~なんて思いました。
現在の日本の女子選手の注目は、なんと言っても紀平梨花選手ですね。彼女の昨シーズンのプログラムは、コンテンポラリーな曲調で好みだったな。
フィギュア・スケートは、スポーツではありながら芸術性も競う競技なので、選曲、振付、衣裳などにセンスが問われますね。いかに選手の個性に合ったものを持ってくるかで勝負が分かれる可能性もあります。選手本人の表現力がもちろん大事ですが。
表現力といえば、ジュニアの選手を見ていて思うのが、振付通り体を動かしているだけの選手と、曲に合わせて自然に体が動くダンス心?のある選手とに分かれますね。才能の差は努力でどこまで埋められるのか、追跡して見ていくのも面白いかもしれません。