高校生の夏休みに、

黒夢の清春に憧れて、

髪を金髪にした。





当時の黒夢のサウンドは
とてもパンキッシュで、
思春期独特のイライラした毎日を過ごしてた俺にとっては、
自分の気持ちを代弁して
イライラを吹き飛ばすような、
とても心地良いモノだった。

そして、
俺も髪をブリーチした。



すると、
今までの自分の世界が変わった。

退屈でイライラしていた毎日が、
明るく変化した。

人間的には未熟な点も多かったと思うけど、
普通に
一般的な高校生のように生きていくよりは、
よっぽどマシだった。

「そんな時代もあったね」と、
ふと思い出した。