今回は電撃文庫さんから新刊として刊行されました、こちらを紹介したいと思います。
〈あらすじ〉
「どんな人間であれ、一日でアニメを57本しか見ることが出来ない」
ぼく、こと坂井九太郎が所属するアニ研は、上記のような世迷言を乱発する部長をリーダーとするダラダラ部活動だ。(ちなみに30分アニメからCMを抜くとOPED含め実質25分だからそれで計算して57本らしい。なんてアニメバカなんだろう)。部員は僕と部長と、部長の幼馴染さん(女性。現実にいるんだ……なんてアニメキャラっぽいんだろう)の3人のみ。
生徒会にも活動に目をつけられているようだし、果たして今後どうなるかなと思っていたところに、来訪者か現れた。それはぼくの学年一番の美少女・岩根美弥美さん。彼女の出現を皮切りに、部には「アニメ」にまつわるちょっとした事件が次々と巻き起こりーー?
まず満足度から言いますと100点中70〜75点くらいでしたね。
理由にいきましょう。
まず、良かった点:アニメを交えたミステリーとしては出来がかなり良かったと思います。
途中に入る伏線もしっかりとなぞりつつ謎が解かれていて最後まで読みたくなる本でした。
次に良くなかった点、若干ラブコメ要素が入っていますが、あまり質が高くなかったです。
ラブコメとして読んでしまうとあまり上出来とは言い難い作品です。
ですが総合してみると、1冊の小説としてはとてもおもしい作品でしたので次巻も期待です。