Ｒ６年７月２０日（土）　晴れ

愛媛県松山市は気温が３６．０と猛暑。

晴天が続いていますが、未だに四国は梅雨明け宣言がありません。

ここ数年、世界規模での異常気象が続くようになりました。

暑さの質が変わったと言いますか・・ただ単に暑いではなく、痛いような暑さです。

明日、嫁さんの実家にウナギを届けます。

私は仕事があるので帰りませんが、嫁さんと１１歳娘が帰省してウナギ焼きを手伝います。

そこで知り合いの魚屋さんにお願いし、１３匹を捌いて頂きました。

何故に１３匹？かと言いますと、ウナギ好きの嫁方であっても、特大を含む大型ウナギを食べるのは１０匹までが限界である事、また焼き手の義父の体力的にも１０匹までにしておきたいとの事から、持ち帰りは１０匹。

残りの３匹は、今日焼いて夕食にする他、お世話になっている御近所に届ける事となり計１３匹です。

ストック数が多すぎて、倉庫内のタライはパンク寸前ですから、あと５～６匹は持ち帰ってほしいのですが、嫁さんが「あーだ、こーだ」と煩いので、相手にするもしんどい気分。

ウナギは「捕るもたいへん、活かすもたいへん、餌捕りもたいへん、捌くもたいへん、焼くもたいへん」の５業難があって、はじめて美味しく食する事ができます。

料理店のように、注文して待っていたらよいのであれば、こんな苦労はいりません。

そのあたりは理解し、少しは感謝してもらいたいものです（苦笑）

毎日、沢山のウナギを捕って帰るが為に、「捕ってきて当たり前」「いくらでも捕れる」といった雰囲気が慢性化しています。

それってとんでもない間違いです。

仕事から帰った後、懐中電灯ももたずに月明りだけを頼りに、人影のない山奥の川に入り仕掛けを投入。

帰宅するのは２１時をまわります。

その後に倉庫以内のウナギの世話を行うので、食事・風呂は２３時頃。

翌４：００には現地に向かい、仕掛けを回収。

５：３０に帰宅すると、餌の小魚を取りに、またも川に直行。（またはミミズ掘り）

まだまだやることだらけですが、ここまで聞いても「よくやるわ！」と思う人が大半でしょうね・・。

御近所の方の中には、「好きでやっている事」だと言う方もいますけど、好きでやっているは間違い。

ここまでしなければ、ウナギは手に入らないし、活かす事もできない・・が正しいです。

「食べるだけの人」には、絶対にわからないであろう苦労が、ウナギ捕りにはついてまわります。

天然ウナギがバカ高いのは、希少価値に＋して、手間暇がかかり過ぎるのも原因でしょうね。

今回、蒲焼になる１３匹です。

うち２匹は８０ｃｍ近い特大もの。

その他も、ふつうに大物です。

食べ応え、抜群だと思います。

ハッポースチロール箱に氷をいれて、数時間・・。

ダメです。全く効果無しでウニョウニョ。

可哀そうですが、今回は時間がない為、頭をハンマー叩きしてシメました。

「ウナギ愛」の強い私は、ウナギに刃物をたてるのが苦手。

でも生きたままだと、捌き手に迷惑がかかります。

涙、涙の決断でした（泣）

そしてウナギは・・こうなりました。

つい数時間前まで、倉庫の中で泳いでいたとは思えない姿です。

命あるものを頂きます。

無駄なく、皆が「美味しかった」と言ってくれる事に期待しています。

ウナギは５業難あって、美味しく食べるもの