Ｒ４年１０月２５日（火）　晴れ

倉庫の裏には大型タライが並べてあり、ザリガニ、ミズカマキリ、ヤゴ、小鯉、ハヤの幼魚、メダカ・・といった生き物が飼育されています。

うち、幾つかのタライはホテイ草が繁殖して、隙間もない程となっています。

この小さな世界を支配しているのが、一匹のオンブバッタ。

オンブバッタはオスの方が小さくて、大きなメスの上に乗っかていますので、このオンブバッタはメスである事がわかります。

オンブバッタはホテイ草の葉が大好物。どこからともなくやってきては、タライの中に入り込み、好きなだけ葉を食べまくります。

その食欲たるや驚く程で、葉を食べ尽くされたホテイ草は、そのまま枯れてしまう事もあります。

大抵は数匹確認できるのですが、今日確認できたバッタはこの一匹だけ。

時期は１１月前ですので、産卵が終わった個体は死に絶えて、生き残った個体かと思われます。

生存競争が厳しい中、餌を独り占めにする・・オンブバッタにとっては夢の世界？

小さなタライの中の、小さな天下取り・・って感じです（笑）

豊富な餌を好きなだけ食べて・・このオンブバッタ、よく肥えています。

しかし・・バッタの一生は短く、やがて力尽き、寿命を終えるものと推察します。

毎年、秋となりホテイ草が分裂しては生い茂る頃、どこからともなくオンブバッタが集まります。

これらも本能の力・・なんでしょうね。

オンブバッタ・・小さな天下取り