Ｒ４年８月２７日（土）　晴れ

愛媛県松山市の夜明けはＡＭ５：２０過ぎ。

つい一ケ月前までは、ＡＭ５：００には明るかったのですが・・・。

気がつけば、今年も残り４ケ月少々ですから。夜明けも遅くなってきました。

今年は例年にない渇水状態が続いた為、本来なら梅雨時期に遡上してくるはずのウナギが少なく、この１０年間を振り返ると一番の大不漁でした。

少しまとまった雨が降る度に、目ぼしい場所から選んだ穴場で漁をした結果、数度は「天然ウナギの蒲焼」にありつけましたが、それも長続きはせず・・です（涙）

愛媛県では条例で、「毎年１０月～翌年３月までは、ウナギ漁（釣り含む）は禁止」「年中通して２５ｃｍ未満のウナギ採取は禁止」となっており、指示に違反した場合、直ちに罰則は適用されませんが、1年以下の懲役又は50万円以下の罰金等の罰則が適用されるとなっています。

これは貴重な自然資産の維持を目的とした条例であり、ウナギの保護については賛同していますので、私も素直に？従っており、今日で今年のウナギ漁は終了したいと考えています。

夜明けはまだ薄暗く、足元確認が不十分な為、足場の良い場所から順番にテポ回収を行ったところ、一匹だけですが、かなりの大物ウナギをゲットできました。推定ながら６０～６５ｃｍはありそうです。程よく太っており、蒲焼にするならこのサイズが最高。更に言えば、このウナギは民家も少ない程の上流でゲットしましたので、河川の汚染もなく、上物中の上物。

これ以上の天然ウナギは、早々いないと言っても過言ではないと思います。

帰宅後すぐに２０リットル丸バケツを用意し、氷を少々入れた塩水を準備。

ウナギに限らず・・ですが、天然物には悪汚や寄生虫の危険がありますので、必ず塩水で汚れを落とします。

約半日して一度水換え。これを数回繰り返すと、一切水に汚れや濁りがなくなり泥抜きが完了。

食べても旨くて安心・安全なウナギとなります。

さて、今回の天然ウナギですが、食べたい反面、一匹だけに手間暇かかるウナギ料理・・飼育に回すか迷っています。

もし飼育に回すと、１２０リットル大型タライの中は、ウナギが２８匹となりワヤ。

更に隣には８５ｃｍに成長した大ウナギもおり、倉庫の中はウナギだらけ・・（汗）

何より大食らいのウナギですから、毎日の餌集めがたいへん。これまた悩むところです。

身が引き締まり、程よく太った最高級の天然ウナギ。

ただ・・悲しいかな、今回捕れたのはこの一匹だけ。

まだウナギ漁を続けるのであれば蒲焼決定ですが、一匹だけに飼育に回そうかと悩んでしまいます。

塩水（冷水）に入れておきました。胃にあった残渣物が吐き出され、体の表面についていた汚れもきれいに落ちています。

このウナギは小さなカニやエビ殻を吐き出しました。

甲殻類が好みだったようです。

あっぱれな・・天然ウナギ