久しぶりにこんな果物籠見た!
昔 実家の父が入院してた時のこと
思いだしたわ
個室の空きが出るまで何週間か
大部屋に入っててね
かなり広かったな
8人部屋くらい
面会の時間になるとわんさかお見舞い
の人たちが入ってくるので結構
賑やか
ところがその部屋の一番入口に近い
ベッドのお爺ちゃんのところには
訪ねてくる人がなくていつも一人
でTV見てはったわ
父にもらったお見舞いのお裾分けを
部屋の人たちにするねんけど
そのお爺ちゃんは胃が悪いので
食べれない
次第に私はそのお爺ちゃんが
気になって気になって仕方なくなっ
てね
寂しい思いしてはんのと違うやろか
なんて勝手に思い そのうち父に会いに
行ってるのかお爺ちゃんに会いに
行ってるのかわからないくらい...
仕舞いにお爺ちゃんの話し相手ができるまで
「お近づき」になった
そのうち父が個室へ移ってしまった
が
お爺ちゃんの部屋へ行くことは
辞めなかった
ある時 ピシッとスーツを着た男性が
父の部屋へ来て スゴーイ立派な
果物籠と名刺を出して
「いつも父がお嬢さんによくしていただいてるようで ありがとうございます」
と挨拶に来られてね
なんか その時無性に腹が立ってね
こんなんいらん
お爺ちゃんにもっともっと会いに
来てあげてって思ったわ
その時まだ私 学生やったからね
父が言う 大人の事情なんかわかれへん
かったしね
それから あんまりお爺ちゃんのとこ
行かなくなったわ
だけど気になるから病室の前まで
行って名前があるかどうかは確認してた
大分 高齢やったし...
毎週 土曜日になると家まで歩いて
帰りはるねん
足が不自由な奥さんに会いに
お爺ちゃんもヨボヨボやのに...
今でももし生きてはったら会いたいな
あのシワシワの手の温もりが忘れられへん
多分200才ぐらいになってはるわ
Android携帯からの投稿













