コンサートにおけるジャニーズファンの必需品といえば、手作りのうちわ。応援するアイドルに自分の存在をアピールできるとあって、その一字一句にアイデアと思いを込めながら手作りする人も多いはず。ファンの思いを汲み取ってくれるアイドルも多く、SMAP木村拓哉は過去に自身のラジオ番組で「リアクションはできなくてもガッカリしないで。たいていのメッセージは読んでるから」「4時間弱のステージで1,000とか2,000以上はざらに読んでると思うよ」とファンサービスをもらえないファンをフォローしたり、Sexy Zone中島健人は「今夜は気が済むまで抱いて」といううちわを、「ファンは大胆でいいと思う。その意見に応えようと思うことで、自分ももっと大胆に表現できるから」と前向きに捉えていたり、うちわを通したコミュニケーションを楽しんでいるようです。



そんな中、山下智久が「Myojo」2015年4月号(集英社)で、ファンに掲げられて戸惑ったうちわを明かしています。

今号では、「大人のKISS物語」と題して、キスや唇をテーマにトークを展開している山下。途中、「ライブでの投げチューはバンバンする」と発言したことから、うちわやそこに書かれたファンサービスについても話が及びました。「中学生のころ、『抱いて』ってうちわに驚いて、ウラでほかのJr.と盛り上がってたけど、今なら『それじゃあ…』ってハグしに行ってあげたい気分」と、いろんな美女と浮名を流したせいか、大人になった今では並大抵の内容では驚かないと余裕を見せています。

とはいえ、アイドルの想像を超えてくるのが熱狂的なファン。「『乳首見せて』のうちわはヤバかったな。ピンポイントすぎでしょ!」と意外なリクエストが来たことに苦笑いしていました。



山下とうちわといえば、『ジャニーズカウントダウンコンサート2013-2014』(フジテレビ系)のテレビ中継の際にファンが持っていた「山Pは人類のキセキ」と書かれたうちわが映り込み、愛情あふれるあまりの名文句が大きな話題となりました。そのうちわについて山下は「これだけ全力で、『私、山P好きです!』ってアピールしてくれて、メッセージも斬新すぎて逆に嬉しかった!(笑)」と雑誌のインタビューで答えていましたが、「人類のキセキ」「乳首見せて」と山下ファンのうちわセンスには脱帽ですね。

センスある文句やドキッとするようなリクエストは確かにアイドルの目を引きますが、過去には「精子ちょうだい!!」といったあまりにきわど過ぎる内容や、「大好きだったよ 9年間ありがとう さようなら」とファンをやめることをわざわざ本人に伝えるかのような内容のうちわがコンサートで確認され、大騒動になったことも。うちわはあくまでもファンとアイドルの交流の一環なので、不快になるようなものは避け、アイドルの記憶に残るようなセンスのあるものを目指したいですね。