二宮和也(嵐)

「1回ケンカしたらそれで(嵐は)終わり」

嵐としては、2013年の10月の松本潤、そして先月の櫻井翔に続いて、4月7日放送の『しゃべくり007 春の国民的しゃべくり2時間スペシャル』(日本テレビ系)にゲスト出演した二宮和也。国民的アイドルと紹介された二宮が登場すると、観覧席からは、黄色い声と拍手が沸き上がり、感激のあまり泣き出す人まで。そんなホームのような雰囲気の収録の最中、二宮の口からドッキリ発言が飛び出した。



問題の発言は、二宮がMCとなって自身のプロフィールを紹介する企画の中で飛び出したもの。二宮が「この番組が好きで見ているが、ゲストを呼んでいるのに置いていき過ぎじゃないか? と長く思ってきた」らしく、それならば自分でMCをやろうと、企画が実現したんだとか。

二宮自身、昨年スタートした冠番組『ニノさん』(日本テレビ系)を持つ、れっきとしたMC。ただ、『しゃべくり007』メンバーをまとめるのは、ハードルが高いのか、目の前で繰り広げられる芸人たちの激しいやり取りに、口を挟む余地もない。司会席に立たされたまま、蚊帳の外扱いを受けた二宮が「提案なんですけど、やめます?」と言ったのは、幾分かは本心だったに違いない。もしくは、それが彼の戦法なのか……? 意外にも、二宮に知らん顔されそうになった芸人たちの軌道修正に成功、自分のペースの進行がスタートした。



嵐のメンバーを家族に例え、父-松本潤、母-櫻井翔、弟-大野智、犬-相葉雅紀と置き換え笑いをとったあと、チュートリアル福田充徳から「嵐ってすごい仲が良いけど、揉めた時期とかはなかったの?」と聞かれ、「ないですね~」と返答。「これはオレの肌感ですよ」と前置きした上で、「おそらく、極端な話すると、1回ケンカしたらもうそれで(嵐は)終わりですね。ケンカすれば、どんどん絆が深まっていくっていう人たちじゃないと思う」と発言した。「微妙なバランスを保っているわけね?」「多分、そう。みんながみんな、知らない間に気を遣って、バランスがとれてるのかもしれない」というやりとりが交わされた。こういった繊細な気遣いや思いやりを自然とできるメンバーのキャラクターが、“空気を読む”ことを強いられる現代人に親近感を覚えさせ、人気につながっているのかもしれない。