…続き


1つのバイト、例えそれがフッキングに至らないまでも その導線がもたらす情報はとてつもなく大きい


撃ったのはゴージャスカバー、なのにあのデカイ魚が出てきたのはカバーから離れた見えない水深…


狙いは間違ってない…多分…イレブンいい気分♪

更に同じストレッチ  全く似たシチュエーションのカバー切れ目、カバー際へソフトブレゼンし  少し置いてから2度3度とジャークして水面下でドックウォーク

“クネ♪クネ♪”と艶かしく腰を振るギルギル、ポカ~~ンと水面へ 無防備に浮上

水面にチュパッ♪と息を吸った瞬間、今度は横から スーーッ…と、先程より小振りな50ある無しくらいの奴が やや距離を置いて出てきたあせる


今度はチキンorビーフの反省をいかし グリグリグリハッとローギヤ高速3度巻!

ジャーク程は強くなく それでいて逃げまっせ !  アタイ全力で逃げまっせ!! と ターゲットに全力アピール音譜

これに反応したある無し魚 フラフラ~っと ギルギルの背後を ストーク

ギルギルが水面へフワッと向かうと プイッむかっと横を向き、そのままゆっくり深場へと消えていった




(  ;∀;) ナ、ナンデヤネン汗汗汗



この日、コンモリプロも取材で湖上に出ていて こんな見解を残している『 今日は食いが浅い、スッポ抜ける 』…


ウン…俺のせいじゃない、魚が全部悪いんだ そういう事にしておこう(笑)



攻め方、場所は間違ってない…はずやや弱気

さて、後はどう食わせるか?
爆風でボートが流される中、ここで急きょギルギルにウェイトを追加打ち、スローフローへとペッティングを変更、一か八かのかけ

二か七か、もしくは三か六か…四か五…

思いたったら即実行!借りたお金は10年で時効   自分の格言である(^_^;)


50m程のストレッチ、そのエリアを1流し…休ませてからの2流し…休憩挟み 3流し目 結構しつこい(笑)


又違う場所で、やはり深い方から最初の奴と同クラスの魚が 面倒くせぇな  って感じで見学コースへ

ポーズ後の まだ水面へ出切らないギルギルを 再びグリグリ巻き発動 !

スッ…と 鼻先まで距離を縮めた デカ子ちゃん、ほぼサスペンドのふりをするギルギル…水面との距離およそ40cm弱 今度は簡単には浮上しない


そしてゆーーーーーっくりと 水面を見上げ、ノターーーっと ギルギルが…












ハグッドンッ!!













(;゜0゜) クッタ!パンナコッタ




ビシッ!! と よせばいいのに反射的に合わせてた


ハイ只今出ました、伝家の宝刀

ビックリ合わせでございま~す


グンッ♪と 一瞬ロッドに あの重量感が乗り…ブンッと一発バスが首を振った瞬間






スッ………………………無無無












(  TДT)ガチョーン!

















まさかの尻尾だけもぎ取られた笑い泣き


これにて本日、早々と激バイトルアーギルギル店じまいなり汗汗




せっかく見つけた この強烈なパターンをそう簡単には諦める訳にはいかない!


ジャークベイトや!ここはジャークベイトやで!! 旦那はん

ここで気づく…ジャークベイトBOX おうちに忘れてきました~~(T-T)ぼくのバカバカ!


諦めた…もう諦めた(笑)


その後ビックリベイト、スイムベイトを執拗に撃ち込むも  あの強烈なパターンが忘れられず  どこかでこれじゃないよな…と やや後ろ向き


そんな半信半疑の釣りにデカ子が反応するはずもなく 時間ばかりが過ぎる春の午後

しまいにゃ冷たい雨が降りだし 予報通り真冬の寒波到来、まるで今の自分の心のよう

頭の中で何故か『 なごり雪』がリフレイン





気がつけば足元は普通の靴、いつの間にか浸水濡れ濡れ 既に足の指先の感覚は無い…

他は完全防水のはずが何故かパンツの前だけが濡れている…あぁそうだった  尿漏れしたんだ アハハ( ´∀`)笑っちまうぜ


寒い…体も財布も…そして眠い…激しく眠い…アッ…又 パトラッシュの声がする  どこ?どこにいるのパトラッシュ♪


やがて濡れたハイデッキに突っ伏せ、薄れゆく意識の中で 視界の端にキラキラと光る小さな青い光


あぁ綺麗だキラキラ お星さまかな~ キキとララかなぁ   ボボとブラジルかなぁ…

















ジグだ…そうだ俺にはまだこいつがあるじゃないか !


逃げちゃダメだ … 逃げちゃダメだ!…茹でちゃダメなんだぁーーー!!    ヌオーーッ!










次回 最終回 『 進撃の粗チン 』




続く…汗