続き…
ようやく貰った狙っていた奴のバイト2つを物に出来ず もはやメンタルも体もボロボロ
ボートセンターを境に バックシートとは天国と地獄、勿論地獄は自分…(T-T)
しかしこの地獄のような釣りを、耐えに耐え続け 1日やりきる事でしか見えない物もある
『間違ってない、2つ掛けてるんだから』獲れなかったけどけど…
それだけを心の拠り所に ひたすらに、マシーンの如く 同じ作業の繰り返し
レギュラーサイズからソコソコのサイズの魚は 確固たる法則の上に、いくつかの手持ちのカードを加える事で ある瞬間からバタバタと突然釣れるようになる
俗に言うパターンフィッシングって奴だ
所がひと度 49、ゴーマル、更にその上クラスになると出会い頭の衝突事故、いわゆる運の占める割合がかなり入ってくる
全くを持って夢の無い話しだが事実なんで仕方ない
勿論そこには経験からくる“匂う場所”だったり、デカイ奴が口を使うリグ、狙える天候や気圧配置など、あらかじめ絶対的プラス要素を取り込めるファクターが存在するのは確か
しかし、デカイ奴が動き出すタイミング、口を使うタイミング、マンプレッシャーを含む場所のタイミング、曇る 風が吹く 雨が…等の天候のタイミング、全てのタイミングが合致し ついに最後の扉の入り口に立ったとしても
その先に待ち受けるのは デカイ奴特有の、極めてセンシティブで厳重に幾重にも張ら巡らされた赤外線センサーをくぐり抜けなければならない
少しの違い、僅かな違和感を感じた瞬間、彼らはもう口を使う事をやめ 生き残りの為の安全策に興じる… そうして大きく、そして老齢に育ったのだから
このセンサーを狙ってかいくぐるのは、トム・クルーズかルパン三世(小栗 旬じゃない方) と言えども容易ではない
さて、デカイ奴を逃がした言い訳はこのくらいにしておこう(^_^;)
話しは湖へと戻る、痛む右肘をかばううちにその痛みは肩や手首、乳首までが痛みはじめる
デカイジグを食いきれない魚が時おり触りにくるものの アノあたりが出ないまま時間だけが無情に過ぎてゆく
右腕はいまや全体が痺れたような感覚になり フルキャストは愚か ロッドを振る事さえままならない
それでもあと少し…あの場所だけ…あと1投、と 気力精力子袋を絞り出し迎えた、時間的にも最後のスポット
下清水~柿ノ木のとある奥行きのあるカバー
トーナメントタイムでボートが減る時間帯から、下船間際のボートがいなくなるこの僅かな時間
“ アレ?人間界が静かになってきたな ”と、例の彼らのテリトリーから抜け出したデカイ奴が 様子見がてらパトロールで立ち寄る コンビニかコメダ珈琲のようなスポットカバー
最後はここを撃つと、思えばなんとなく朝から決めていたような気がする…
そして最後の、ボートが引いたこの時間帯に このカバーにたどり着くようにと、無意識で1日 逆算しながら動いていたような気さえ…
湖沖からエレキを切り、惰性で ゆっくりと そして影を落とさぬよう音を出さぬよう慎重に 一切の気配を消し 流木が流れ着くかの如く接近
それとなく指でラインをチェックしながら集中力を高め 起き立つ股間と高鳴る興奮を押さえつける…冷静に 平常心で…
大事なのは着水音、木の実やガレ石等 いかにも固い物が浸水した時に出す『ジュボッ!』と いうこの手の音は警戒音以外の何物でもない
擬態するべき音は 小さなカエルが驚いて水に飛び込んだ…斜面をカニが転がり落ちた…小魚がビックリして跳ねた…そんな『チャポッ♪』と奏でる実に耳障りのいい音を狙う
フロッグの最大の利点、それはスナッグレスな性能でもなくフローティングボジションでもない その甘い着水音が最大の利点ではないだろうか
水深の浅いカバーの場合、着水音という魚とのファーストインパクトを いかにコントロールできるかどうかが、その後のカバー戦略が成功するか否かの鍵になる
ついつい話しが逸れがちだ

カバーベタ着けではなく、ある程度距離をおき 最後の力を振り絞り、そして親指腹の神経へと集中力を注ぎ回転するスプールのラインをフェザータッチ…
低い放物線を描いたゼロワンとラトルホッグのデロンデロンコンボは、カバーを斜めに長く横切る腕の太さ程の流木のすぐ向こう側へと音も無く着地
すぐさま流木に登らせる…
そこからジグの頭だけをを軽~く水面に浸し、チョポ♪チョポ♪っと 生き物信号を水中へ落とす
そうしてからズルッと、うっかり落ちてしまった生き物を演出 劇団ひまわりも真っ青の入水ダイブ 自画自賛
ピチョン♪…くるぞ!…一旦水面直下で止める… … 暫し時間が止まる
いないかぁ~、激しく落胆 (-_-;)
そして軽く小さく揺すり、スルスルとラインを出し ボトムまで一気に落とそうとクラッチを切る…ライン出ないし(・_・ ? )
グッ、グイ~~ッ!!!!
と、突然 押さえ込むようなバイト
Σ(゜Д゜)ウエッ!?

ハンドルを弾いて慌ててクラッチを戻す!
ほぼ同時にもの凄い勢いで引きこまれ、ギュ~ンと絞られるロッドティップ!!
パーミングカップを即座に右手で支え 斜め体勢で仰け反り、体全体で立ち上がるように合わせる…ハズが…なんと 痺れた右腕に力が入らずまさかのロッドを落とすという偉業

ヘビのようにボートからカバーへと勝手にズルズルと逃げ出す俺のタックル、これがほんとのヘビータックル…たわけ~ぃ!!
もう少しでボートから落ちる寸前で掴み、無我夢中でクラッチを切った、その勢いで ボンッ
と暴発バックラッシュ発動

あわわわわ~、盆と正月 Xマスにバレンタイン、ついでに嫁の誕生日に加えお葬式から四十九日までが到来したような大騒ぎ
言葉にならない声をあげながら カ ク カ ク巻きでダル~~ンとなったラインを強引に巻き取るも…
既にその先に生命感は無し
(;゜∀゜)………………………………………
(T▽T)バッカみたい((泣))
終わった…何もかも…もう握力も無い、握力どころか右腕の感覚が無い、あるのは痛み、虚しくも悲しい心の痛み
釣りとギャンブルにタラレバは無い 結果が全てなのだ、それはわかっている…けどもし 1本獲れていたら もしもロッドを落とさなければ…
いや、ここまでの実力なんだ この程度なんだ 、 そしてこの持ってなさ加減
これまで何度も、嫌と言う程経験してきた 片手をかけながらも、あと少しで目の前からするりと滑り落ちる瞬間の悪夢…
もうやめだ!釣りなんてやめてやる!!
仕事も 家庭も疎かにしてやる!えぇ~い こうなりゃタマもサオも取ってやる!! 俺は明日から2丁目で夜の熱帯魚になってやるのだ
と、言うことで このブログ 明日から…
『ニューハーフへダイヴ』に変更します
本日、ノーフィッシュにて フィニッシュ
ほぼコールド負け



長々と御朗読頂きました皆様、ありがとう御座いました 乱筆乱文にて失礼
次回、モロッコより玉取りライブを中継の予定です(^_^;)
ようやく貰った狙っていた奴のバイト2つを物に出来ず もはやメンタルも体もボロボロ

ボートセンターを境に バックシートとは天国と地獄、勿論地獄は自分…(T-T)
しかしこの地獄のような釣りを、耐えに耐え続け 1日やりきる事でしか見えない物もある
『間違ってない、2つ掛けてるんだから』獲れなかったけどけど…
それだけを心の拠り所に ひたすらに、マシーンの如く 同じ作業の繰り返し
レギュラーサイズからソコソコのサイズの魚は 確固たる法則の上に、いくつかの手持ちのカードを加える事で ある瞬間からバタバタと突然釣れるようになる
俗に言うパターンフィッシングって奴だ
所がひと度 49、ゴーマル、更にその上クラスになると出会い頭の衝突事故、いわゆる運の占める割合がかなり入ってくる
全くを持って夢の無い話しだが事実なんで仕方ない

勿論そこには経験からくる“匂う場所”だったり、デカイ奴が口を使うリグ、狙える天候や気圧配置など、あらかじめ絶対的プラス要素を取り込めるファクターが存在するのは確か
しかし、デカイ奴が動き出すタイミング、口を使うタイミング、マンプレッシャーを含む場所のタイミング、曇る 風が吹く 雨が…等の天候のタイミング、全てのタイミングが合致し ついに最後の扉の入り口に立ったとしても
その先に待ち受けるのは デカイ奴特有の、極めてセンシティブで厳重に幾重にも張ら巡らされた赤外線センサーをくぐり抜けなければならない
少しの違い、僅かな違和感を感じた瞬間、彼らはもう口を使う事をやめ 生き残りの為の安全策に興じる… そうして大きく、そして老齢に育ったのだから
このセンサーを狙ってかいくぐるのは、トム・クルーズかルパン三世(小栗 旬じゃない方) と言えども容易ではない

さて、デカイ奴を逃がした言い訳はこのくらいにしておこう(^_^;)
話しは湖へと戻る、痛む右肘をかばううちにその痛みは肩や手首、乳首までが痛みはじめる
デカイジグを食いきれない魚が時おり触りにくるものの アノあたりが出ないまま時間だけが無情に過ぎてゆく
右腕はいまや全体が痺れたような感覚になり フルキャストは愚か ロッドを振る事さえままならない
それでもあと少し…あの場所だけ…あと1投、と 気力精力子袋を絞り出し迎えた、時間的にも最後のスポット
下清水~柿ノ木のとある奥行きのあるカバー
トーナメントタイムでボートが減る時間帯から、下船間際のボートがいなくなるこの僅かな時間
“ アレ?人間界が静かになってきたな ”と、例の彼らのテリトリーから抜け出したデカイ奴が 様子見がてらパトロールで立ち寄る コンビニかコメダ珈琲のようなスポットカバー
最後はここを撃つと、思えばなんとなく朝から決めていたような気がする…
そして最後の、ボートが引いたこの時間帯に このカバーにたどり着くようにと、無意識で1日 逆算しながら動いていたような気さえ…
湖沖からエレキを切り、惰性で ゆっくりと そして影を落とさぬよう音を出さぬよう慎重に 一切の気配を消し 流木が流れ着くかの如く接近
それとなく指でラインをチェックしながら集中力を高め 起き立つ股間と高鳴る興奮を押さえつける…冷静に 平常心で…
大事なのは着水音、木の実やガレ石等 いかにも固い物が浸水した時に出す『ジュボッ!』と いうこの手の音は警戒音以外の何物でもない
擬態するべき音は 小さなカエルが驚いて水に飛び込んだ…斜面をカニが転がり落ちた…小魚がビックリして跳ねた…そんな『チャポッ♪』と奏でる実に耳障りのいい音を狙う
フロッグの最大の利点、それはスナッグレスな性能でもなくフローティングボジションでもない その甘い着水音が最大の利点ではないだろうか
水深の浅いカバーの場合、着水音という魚とのファーストインパクトを いかにコントロールできるかどうかが、その後のカバー戦略が成功するか否かの鍵になる
ついつい話しが逸れがちだ


カバーベタ着けではなく、ある程度距離をおき 最後の力を振り絞り、そして親指腹の神経へと集中力を注ぎ回転するスプールのラインをフェザータッチ…
低い放物線を描いたゼロワンとラトルホッグのデロンデロンコンボは、カバーを斜めに長く横切る腕の太さ程の流木のすぐ向こう側へと音も無く着地
すぐさま流木に登らせる…
そこからジグの頭だけをを軽~く水面に浸し、チョポ♪チョポ♪っと 生き物信号を水中へ落とす
そうしてからズルッと、うっかり落ちてしまった生き物を演出 劇団ひまわりも真っ青の入水ダイブ 自画自賛
ピチョン♪…くるぞ!…一旦水面直下で止める… … 暫し時間が止まる

いないかぁ~、激しく落胆 (-_-;)
そして軽く小さく揺すり、スルスルとラインを出し ボトムまで一気に落とそうとクラッチを切る…ライン出ないし(・_・ ? )
グッ、グイ~~ッ!!!!
と、突然 押さえ込むようなバイト

Σ(゜Д゜)ウエッ!?


ほぼ同時にもの凄い勢いで引きこまれ、ギュ~ンと絞られるロッドティップ!!
パーミングカップを即座に右手で支え 斜め体勢で仰け反り、体全体で立ち上がるように合わせる…ハズが…なんと 痺れた右腕に力が入らずまさかのロッドを落とすという偉業


ヘビのようにボートからカバーへと勝手にズルズルと逃げ出す俺のタックル、これがほんとのヘビータックル…たわけ~ぃ!!
もう少しでボートから落ちる寸前で掴み、無我夢中でクラッチを切った、その勢いで ボンッ



あわわわわ~、盆と正月 Xマスにバレンタイン、ついでに嫁の誕生日に加えお葬式から四十九日までが到来したような大騒ぎ

言葉にならない声をあげながら カ ク カ ク巻きでダル~~ンとなったラインを強引に巻き取るも…
既にその先に生命感は無し
(;゜∀゜)………………………………………
(T▽T)バッカみたい((泣))
終わった…何もかも…もう握力も無い、握力どころか右腕の感覚が無い、あるのは痛み、虚しくも悲しい心の痛み
釣りとギャンブルにタラレバは無い 結果が全てなのだ、それはわかっている…けどもし 1本獲れていたら もしもロッドを落とさなければ…
いや、ここまでの実力なんだ この程度なんだ 、 そしてこの持ってなさ加減
これまで何度も、嫌と言う程経験してきた 片手をかけながらも、あと少しで目の前からするりと滑り落ちる瞬間の悪夢…
もうやめだ!釣りなんてやめてやる!!
仕事も 家庭も疎かにしてやる!えぇ~い こうなりゃタマもサオも取ってやる!! 俺は明日から2丁目で夜の熱帯魚になってやるのだ

と、言うことで このブログ 明日から…
『ニューハーフへダイヴ』に変更します
本日、ノーフィッシュにて フィニッシュ

ほぼコールド負け




長々と御朗読頂きました皆様、ありがとう御座いました 乱筆乱文にて失礼
次回、モロッコより玉取りライブを中継の予定です(^_^;)
-完-