針のないルアーはクリープの無いコーヒーと同じ…そんな事を言ったかどうかは定かでないが   、フックの話しですあせる



最近のルアーについてるフックは 洋物以外ほぼ科研のフックがぶら下がってます

これは裏を返せば、量産品においてのコスパと品質のバランスの良さが秀逸で いかに科研フックが優れているのかの表れでもあります


んっ?科研のフックって何??


あぁ、科研フックってのは“科学研磨したフック”の略ね

つまり 従来のようにチュイ~~ン♪と動力で針先を研いで尖らせたんじゃなく、溶剤の科学反応を利用して 針先を溶かして尖らせる形状に仕上げた…って方がしっくりくるかも知れない

なので科研フックってのはどれもほぼ円錐形の先端をしているのが特徴的で
刺さりがよいのに鈍りにくいっていう、相反する部分が旨くバランスしているくせに量産が効くという…


まるで、変態なのにイイ男、それでいて立派なイチモツを持っているっていうボクみたいな感じ?…(  ̄▽ ̄)アハ~


その反面、科研フックは先端が一度鈍ると研げない!!…なぁんて言われるが、あれは 正確には元のようには尖らない、戻らない ってだけで、勿論研いで再使用は可能

ただし、科研フックは表面を防錆メッキにてパックしてある、一度研ぐと素地が露出する為 酸化…つまり錆びの進行が著しく早まるので残念ながら交換が望ましいのは確かあせる


今のフックは研いで使うのではなく、どんどん交換せよ!との事らしい もはやフックはライン等と同じ消耗品なんだな…



フックは 刃物と同様、自分で研いで使う物だと先人より学び、体に染み付いてしまっているオッサンには

この針先が鈍ったら即交換…ってのにいまだに違和感がある(^_^;)セコイ


“ 針を研ぐ ”

果たして、ヤングでナウな世代にはもはや絶滅危惧種のこの作業の本当の意味、そしてTPOの釣りに応じた楽しい研ぎ分け方

そしてなぜ、この優秀な科学フックがはびこる世の中に置いて、いまだにイーグルクロウやマスタッド等オールドなフックを ムフフプロを始め多くのプロが使うのか

次回はその辺を…病床のベッドよりお届けいたします(笑)