訃報です…


先週末、大雪のニュースに埋もれてしまいましたが、14日 ひっそりとお亡くなりになっていたそうです   個人的にはとても好きな方だっただけにとても残念でなりません…

























ダイオウゾクムシ:NO1さん


07年の9月にメキシコ湾で捕獲され、その後三重県の鳥羽水族館で飼育、一躍ダイオウゾクムシの名を世に知らしめ

ダイオウゾクムシ、強いては現在の深海魚ブームのパイオニアとして活躍されたあのダイオウゾクムシ 1号が…(T-T)


驚くべきは09年1月以来餌を食べず、実に絶食する事6年間 餌を食べる事なくこの世を去った訳です汗


ダイエットにしてはあまりに長すぎ…しかし亡くなった時、体重は増えていたそうです


深海の未知なる巨大ダンゴムシの存在と人類に多くの謎と夢、そして世の現存するダイオウゾクムシに

ダイオウゾクムシとは本来どうあるべきか、まるで道しるべを残すかの如く、自らの生きざまを身を持って 自らの命を投じてまで示したこの現代のサムライのような1号に  敬意と感動を感じずにいられません


海洋生物生産学を日夜学び、亀山ダムにて日々実質研究検証を重ねた自分が、生物生態の観点から察するに

恐らく食べなかったのではなく 食べられなかったのでは無いかと思います


どうやら鳥羽水族館では ダイオウゾクムシの餌としてイカや魚、更には腐らせた物まであげてどうにか食べてもらおうと努力されたようですが…


そこは 遥か離れた日本という風土を鑑み、ゾクムシ側の立場になれば、問題はすぐに解決出来たはず 残念でなりません…


このダイオウゾクムシはメキシコ湾で捕獲された訳です


その為 日本というあっさりした顔だらけ
の連中に囲まれ、見慣れぬ土地、馴染めぬ環境に突然放たれ 強烈なホームシックにかかり、故郷がとても恋しかったに違いありません


なので、きっとタコスやトルティーヤ、ナチョスにチリビーンズ等の豆料理、サボテンの刺身


加えて水槽の水も 全部テキーラあたりに変えてもらえば、ある日突然元気に泳ぎ出したり、ひょっとしたらオウムのように 唐突に喋り出したりしたかもしれません…




この記事を最後まで真面目に読んで下さった方、恐らく『チッ!』と舌打ちされた事でしょう汗


慎んでお詫び申し上げますと共に、ダイオウゾクムシ1号のご冥福を 心よりお祈り申し上げます






…合掌…