間がかなりあいてしまいましたが、とりあえず先週日曜日のデートの後半です。

Oさんと別れたあと、職場の同僚の紹介で知り合ったこーきさん(32歳、総務省勤務)と待ち合わせ。
この男、1月末に知りあってからもうなんどもデートしているが、とにかく痛い男である。

【ルックス】ねずみ男もしくはマンガの中国人(しかもブラジル旅行のせいで焼けている)
【髪の毛】鳥の雛みたい!
【爪】最初のデートでバッファーで磨いてきた。しかし、その後手入れしていなくて汚い
【匂い】めっちゃ香水臭くて、いつも花束をくれるんだけど香水の匂いがする・・・
【趣味】皇室典範を読むこと!どうでもいい雑学を人にインプットすること。辺境旅行。
【あだ名】バラ王子(自称。ほんと、死ねばいいのに)

いかがでしょう?なかなかすごいよね。
とはいえ、すっごい優しいし、ご飯はおごってくれるし、花束やプレゼントいろいろとくれるし、辺境旅行とかしてるなんておもしろそうだなーと、なんとなくデートを重ねてきてしまった。

この日は、六本木で待ち合わせた後、ボストン美術館展へ。
モネの風景画などを堪能する。
いつもどおり、こーきさんはお得意のどうでもいいネタ披露。

「エル・グレコは、ギリシャのグレコ島からつけたネーミングやねんて」注:京都出身
「皇太后は皇室典範上定義されていないらしい」
「サッカーのミッドフィールダーのよく動く人はボランチ?という」
「ワニの目は照らすと赤く光る」
「ギリシャのレスリングを〇〇という(くだらなくて忘れました)」
「ポルトガル語でひとめぼれはアモールェプリマビスタやって」

他にもいっぱいありましたが、一事が万事この調子で、「へ、へぇー」としか言えないネタばかりである。
しかも香水臭い。本当に辛い。

美術館の後移動して、広尾のCICADAというレストランへ。
雰囲気はいいが、ここでも同じ調子。
さらに、偏頭痛のため本気で気分が悪くなってきて、あからさまに帰りたいオーラを出す。

でも、これでも気づかないのがお役人というものなんでしょうか。
ロウソクの火を揺らしながら、

「これ、催眠術かけれんねんかなー?ほらー、俺の事好きになーる、好きになーる」

なるかい、ボケ!揺らすな、よけい気分悪くなるわ!はよ帰らんか!!


かなり強引にお開きにするが、やつは私が気分悪いのを逆手に、やたら手や腰を触ってくる。
変態め・・・しかもあなたがさしてる傘、全然私入ってないんですけど!
ずぶ濡れになりながら広尾駅。

「もういい」と言っているのにどこまでも送ってくる。
ここからがクライマックス。気分最悪な副都心線内で、

「みつきちゃんがフランスに行く前にゆっときたいことがあんねん」
「はい、なんでしょう・・・う、お水ください!」
「あのですねー、(ここでなぜか指パッチンでズームイン!)付き合って下さい!」


しーん。
何を考えてるんでしょうか、こっちは瀕死なんですが。

「こんな状況で言われても困ります・・・友達じゃだめですか?」

礼儀正しい私は、「味噌汁で顔洗って出直してこいや!お前の香水のせいでよけい気持ち悪いんじゃ!」とは言わず、フランスで検討しますと言って、しつこいこーきさん車両から押し出したのでした。



こんな男と約半年もデートしてきた私っていったい・・・
でも、相手も無駄に私にお金を費やしたみたいだから、おあいこかしら。