〇―で。
結局遅刻したわけだが…
廊下にて、ホームルームが終わるのを待つ俺。
……少し前の話をしよう。
普通に走ってたら遅刻する、と悟った俺は、全力疾走、粉骨砕身、身体が全壊しかけるほどのスピードで家から学校までダッシュ、そのまま教室へと駆け込もうとしたものの……
無情にも、担任の手によって教室のドアが目の前で閉められてしまったのであった……
この間(カン)、約2分。
普段なら早歩きで10分かけて登校するというのに、遂に俺は、人知を越えた肉体を手にいれて しまったらしい……
などと脳内で宣っているうちにホームルームが終わったようで、教室がざわめき始めた。
今日も、何事も起こらない、変わらない、平凡な1日が始まる。
結局遅刻したわけだが…
廊下にて、ホームルームが終わるのを待つ俺。
……少し前の話をしよう。
普通に走ってたら遅刻する、と悟った俺は、全力疾走、粉骨砕身、身体が全壊しかけるほどのスピードで家から学校までダッシュ、そのまま教室へと駆け込もうとしたものの……
無情にも、担任の手によって教室のドアが目の前で閉められてしまったのであった……
この間(カン)、約2分。
普段なら早歩きで10分かけて登校するというのに、遂に俺は、人知を越えた肉体を手にいれて しまったらしい……
などと脳内で宣っているうちにホームルームが終わったようで、教室がざわめき始めた。
今日も、何事も起こらない、変わらない、平凡な1日が始まる。
〇――夢を、見ていた。
もし、自分の背に翼が生えていたならば…
その幻想へと、昇っていけるだろうか?
〇―ピピピピピ……
目覚まし時計がしつこく俺を起こそうとする。
7時半。
学校に遅刻するかしないかのギリギリの時間に設定されたアラームが、俺をあの幻想から呼び戻した。
「……あーあ」
―結局、届かないのか…
時折見る、神秘的な夢。
手が届かないと判っていても……
手を伸ばさずにはいられない。
青い空の果ての果て。
そこに広がるのは宇宙ではなく、虚空。
その中に浮かぶ、どこか寂しげな雰囲気を纏う1人の少女。
「ま、夢なんだ けどな。」
いつまでも夢のコトを気にしてなんかいられない。
なぜなら…
「7時57分現在…俺は、遅刻することがあと13分で確定しようとされているからだ」
もし、自分の背に翼が生えていたならば…
その幻想へと、昇っていけるだろうか?
〇―ピピピピピ……
目覚まし時計がしつこく俺を起こそうとする。
7時半。
学校に遅刻するかしないかのギリギリの時間に設定されたアラームが、俺をあの幻想から呼び戻した。
「……あーあ」
―結局、届かないのか…
時折見る、神秘的な夢。
手が届かないと判っていても……
手を伸ばさずにはいられない。
青い空の果ての果て。
そこに広がるのは宇宙ではなく、虚空。
その中に浮かぶ、どこか寂しげな雰囲気を纏う1人の少女。
「ま、夢なんだ けどな。」
いつまでも夢のコトを気にしてなんかいられない。
なぜなら…
「7時57分現在…俺は、遅刻することがあと13分で確定しようとされているからだ」