ひとめぼれしました!


正確には ふためぼれ?!


ヤバイ!


恋におちた~ハート

 満月と新月のサイクルを数えるようになってから、約半年が過ぎたと思う。今年のカレンダーは月齢がわかるものにした。女性は月の満ち欠けの影響をよく受けると、彼女が教えてくれた。彼女はなんでも知っている。あったことはないけれど、おそらく私のことも、私以上に知っている。しょうへいさんとの例の件だって、彼女は最初から最後まで知っているのだ。「最後」というのは文字通り「最後」という意味で、別に「隅から隅まで」ということを伝えるためのメタファーでもなんでもない。彼女はしょうへいさんこそが私のパートナーだと言った。しょうへいさんが学びを終えて、真実に近づいたとき、二人は本物のつながりを手にすると。たった一回、そのあと二、三回セックスしただけでそんなにたいそうなものが手に入るとは、神様も大盤振る舞い中とのこと。

 別に、だからってんじゃなくて、おそらく私はしょうへいさんのことずっと好きだったのだと思うけど、肝心の私には彼氏がいるし、しょうへいさんは新婚だし、なんだかついてないな。泥沼の不倫をするのは「らしくない」から、そんなことしませんよ。私は勝手に「不倫ごっこ」と呼んでいるけれど、私がそんなふうに考えていることを、しょうへいさんは知らない。私は、彼女にはなんでも話すけど、しょうへいさんには思っていることの半分も話さない。会いたいときには「会いたくない」って言う。それくらい、本当のことは言わない。

 彼女は「素直になって良いのですよ。」と笑うけど、しょうへいさんにだけは、言いたくないな。会いたいとか、好きとか。言うのは、新月の夜だけ。新月は人々の願いを叶える力を持っているから、新月の夜には願い事をしましょうって教えてくれたのも彼女。新月の夜にお願いしたことは、その次の満月の日に叶いますって。

 だからひと月ごとに訪れる新月の夜には素直になるようにしてる。

 しょうへいさんの声がたくさん聞きたい。

 今日は今年に入って四度目の満月。しょうへいさんの「おやすみ」で眠りに就く。