私と弟は夜8時に就寝する決まりでした。いつからかは定かではないのですが、母は毎夜私と弟を寝かせたあと、祖父母のいる母屋でテレビを観たり、話したりして戻ってくるのはいつも夜中でした。
楽しそうな感じの声が聞こえてくることもあったので、祖父母と母の確執(前回のブログに書いた)がわからなかったのかもしれません。

不眠って言うか私は一日3〜5 時間しか寝なくても平気な人間で、今は眠くなければ寝なくてもいいじゃんって思えるのですが、子どもの頃は寝ないと怒られるといつも寝る時間が恐怖でした。
母が戻ってくるまでに寝ないと平手で殴られることがあるからでした。
弟は幼稚園の頃賽銭泥棒をしても怒られなかったのに私は眠れないだけで怒られる。
寝れなくても朝起きられないとか、遅刻ばかりするというのならわかるけれど1度もそういうことなかったのにな。

母たちと離れて暮らすようになってからはこうしてポツポツと思い出してあれは毒親なんだなって思うのだけれど、一緒にいるとわからないんですよ。
全部自分が悪いんじゃないかって思考になるんです。自分が悪いから怒られるんだって。
母もシングルマザーで大変なんだから私が支えなくてはってなるんです。
そしてどんな風に扱われようとも母と一緒にいたいと思うんです。
洗脳なのかなんなのかわかりませんが、呪縛がとけるまで随分かかってしまいました。

生い立ちと今の心境を思うままに書いているので読みにくくてすみません。

生い立ちに戻りますね。
私が小学3年の時母が地元の喫茶店でアルバイトを始めました。
母はそこで知り合った男と仲良くなり、私と弟を寝かしつけたあとその男の家に通うようになりました。毎夜祖父母の家で過ごしていたのに急に来なくなったことを不審に思った祖父母に問い詰められ、反対を押しきって男と同棲をすることになりました。
そこからが私の地獄の始まりでした。
内縁の夫が私にしたことは許せないけれど、母に出会ったことで彼も人生が大きく変わってしまった。
彼は私に「子どもの頃に飲んだメロンフロートが美味しくて喫茶店を開くのが夢だ。これからよろしくね」と言った。
彼の実家は立派で地元の名士っぽい感じで子どもながらに私達3人は歓迎されていないのがわかった。

彼は母と会う前はきちんと働き、お店を開く夢を叶える努力をしているようでした。

母がどういうわけかお店の開業を潰してしまいそこから彼の人生が変わってしまった。
彼は最初こそ優しかったけれど段々躾という名の虐待をするようになった。それからしばらくして
性虐待が始まりました。性虐待だけでなく、パチンコ、競馬にのめりこむようになり職も転々とするようになった。

生活は母が地元の化粧品店でのパート、生活保護、独身時代からやってる株で賄っていたようです。

子どもの頃は母のパートでやりくりをしていると思っていました


母は家事に手を抜くことはなかったので、母を助けなくちゃとも思ったし、内縁の夫にいいくるめられたのもあったけどそれがなくてもなんとなく人に言ってはいけないことだと性虐待のことは誰にも言えず高校生になりました。