宝満山は霊山であり、修験のお山。
国の大事の時、常に山頂で神事があったそう。
(多分、今も)
廃仏毀釈の前にはたくさんの宿坊と石仏があった。
<羅漢道>
中宮を過ぎて、左へ進むと羅漢道。
途中、数多の石仏さんが迎えてくれる。
壊されてるのが大半ですが、後の時代に修理されてるのも。
山頂へ繋がるか、複雑なので山ナビがあった方が良いかも。
(たまに遭難者が出てる)
<七窟巡り>
修験道時代に、修験者さんが修行で籠られたという窟がある。
今回は三つだけ。
御大師最澄さんが、入唐求法に先立ち、籠って修行したと言われてる。
福城窟(虚空蔵窟)
玉依姫の陵墓ともされる。
女道から行ける。
福城窟の上。
この辺りに「金剛界大如来」の梵字がある。
修験道隆盛時は窟内に虚空菩薩を祀り、窟上には「虚空像求聞待堂」があったそうだ。
行った時は気づかず。
この箇所、気になったので写真撮っていた。
建物が無くなっても、場所の気は変わらないよう。
七窟のほとんどが裏宝満にあり、複雑な登山道。
YAMAPで山友になった方に案内して頂いた。
うちにとっては山神さま
毎週のように30キロの過酷なトレランに出場なさってる凄い方!
とても貴重な(有難い!)場所なので、その内に、七ヶ所アップする。
<山に籠る>
今、宝満山に籠るなら、山荘かテン泊。
山頂から望遠で撮った。
山荘前はテン場になっている。
その夜、爆風!
テント畳んで山荘へ。
山荘があるので、いざとなったら逃げ込めるので安心。
何度目かのテン泊の時、夜中に山頂でちらちらと炎の灯りが見えた。
山番さん方と、護摩焚かれてますねと。
今でも聖地だ。
<雨の日>
ほとんどが石段なので、滑りやすいが雨でも登ってる。
雨の日の上宮も最高
大雪でも登ってる。
雨や雲で霞んでいても、幻想的で素敵。
お山は行った日が最高の日!
<難所ヶ滝>
難所ヶ滝の大つらら。
福岡でもこんなのが見られる。
(最近は、凍る年が少ない)
昭和の森から上がって行く。
チェーンスパあった方がいいかも。
去年、福岡に10センチの積雪があった日、車で行けないので家から歩いて行った。(往復33キロ!)
年末行った難所ヶ滝。
青空の中綺麗!
上からガンガン氷が落ちてくる。危険
晴れた日も見られるなら、雪の日にわざわざ歩いて行くことないじゃん?
いーえー。
必死こいて行くから有難いのだ。
でももう充分。
6月近くなると、麓の池からカエルが登山する。
この池からあのお山(宝満山)まで!
1ヶ月半ほどかけて、1センチにも満たないカエル達が登るのだ。
雨の日や次の日はゾロゾロ登るので、この期間は別の登山道から上がってる。
(踏みそうで怖い)
去年くらいから有名になって、TVの撮影も来られてる。
「ダーウィンが来た!」でも放送するとのこと。
いつかなあ。
もうすぐ最後の石段!
頑張って!
山頂で見つけた。
手前の草の前。
上宮と一緒に撮りたかった!
これが去年の今頃。
今年は雨が少ないので、まだあまり上がってないみたいだ。
<朝駆け>
ヘッデン無いと山道、真っ暗。
念の為の予備のヘッデンも持って行く。
平日でも朝駆けする方がいはるので、5~6人はすれ違う。
10月15日前後は、英彦山の山頂から朝日が上がる。
上のは1週間くらい経ったもの。
雲海が朝焼けに染まってる!
朝焼け見えても見えなくてもいい。
お山は登った日が最高の日なんだから。
見えたらラッキーくらいの気持ちで。
見下ろしてごめんね。
隣にある大岩が日の出スポット。
上宮綺麗な色。
<宝満おかわり>
2回登る時もある。
遠征トレーニングや、時間のある時に行ったりする。
2回目は皆さんから拍手か、「さっき見たよね?見間違い?」と声を掛けられる。
1回1時間くらいで登らないと、2回は厳しい。
水が岩の間から染み出していて、水場になっている。
この期間だけ、上の岩の隙間から太陽の光が差仕込んで、水に光が当たるのだ。
これが「金の水」。
この後シラハケ道から帰りったが、落ち葉が堆積して滑る滑る。
怖かった。
上宮独り占めー
寒かった(爆風)ですけど、最高の時間。
宝満山満喫中。