石切劔箭(いしきりつるぎや)神社は、生駒山の大阪側の中腹にある。

石切駅を降りるとすぐに参道があり、にぎやかな商店街には人があふれ返っていた。

できものの神様としても有名らしく、参拝の方がたくさんおられた。
できもの・・・おできや、がんや、身体にできるあらゆるできものの治癒の祈願に来られる。

神社の前に来ると、30人以上の方が同じ方向に回っていた。
お百度参りだ。
自分の為、大切な誰かの為、願を掛けて回る。

私は、念の強い場所に来ると「当てられて」しまうことがある。
これだけたくさんの方々の願いが重なると、とても強いパワーになる。
その祈りのパワーに押されて、ふらふらになってしまった。

なんとかお参りをした後、お社とは反対側へ。


ふと気づくと、そこに石があった。


 祭神 饒速日命(にぎはやひのみこと)が天磐船に乗って、
 この地に天下った折りの足跡が施された石

(腰を掛けられただったか、何だったか、忘れた)
 その後、生駒山(哮ヶ峰)を越えて奈良に入った
、と。


愕然として、その場にへたり込んでしまう。

 

<そうか、本当にあの船は生駒山を越えたんだ>



遠い昔、この地を翔け抜けた<アマノトリフネ>の軌跡が、見えた気がした。
夢が重なっていくよう。


空を飛ぶ船なんてありえないのだが、否定できない自分がいる。
今よりずっと遠い遠い昔の夢の話。


「ありえないなんてことは、ありえない」
それをつくづく痛感させられる世界。

ここから、前世を探求する日々が始まった。

「現実」のどこかに、断片があるはずだ、と。

                   *

ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
ここでの「出会い」も必要なようだと感じとっています。

拙いですが、前世関連も載せます。
(他ブログで14年続いている記事の中からUPします)

ご覧になられた方の琴線に触れることができたら、幸いです。