平穏な日常。
しかし、このメロディーがそれを破った。
≪ズンズンチャチャ、ズッチャ
ズンズンチャチャ ズッチャ≫
明石
「何の音だ?」
黒久
「向こうの方だ。」
≪ズンズンチャチャ ズッチャ
ズンズンチャチャ ズッチャ≫
青鮫
「なんか、ノリのいいリズム。」
ツツッタカ タッタ、
ツツッタカ タッタ
いつの間にかステップで音の方へ向かう三人。
「お、どうした?
皆で盆踊りか?」
黄貝も自分の部屋から出て、廊下の三人に合流。
四人でステップ。
≪フイーン≫
自動ドアを抜けて作戦室の中へ。
音が大きくなる。
「あれだ!」
テーブルの上のケータイを差す黒久。
明石
「博士のケータイだ。」
黄貝
「博士ー!電話だよー!」
「お、悪いね。
レコーディング中だったもんで。」
博士が小走りに駆け寄る。
黒久
「レコーディング?
歌でも売り出すのか?」
黄貝
「このリズムだと、演歌は無いな。」
そこに桃香も入ってきた。
桃香
「ふふふ。
レコーディング。
オトイレよ。」
男子
「便所かいっ!」